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「土間たたきについて」の記事一覧

2022/07/08(金曜日)質感ある本物の土間たたきでリノベーション|土間たたき販売


 


 古民家改修に使える壁材と床材!

 土壁と土間たたきで一味違うリノベーション!


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■古くなった土間、土間たたきを新しくするリノベーションの方法!

この度お客様より江戸時代の建物の土間たたきが古くなったので修繕したいとのご要望から、

重吉たたき(三和土)をご採用頂きました。

 

重吉たたきは、淡路土と石灰、にがり、藁すさを配合した昔ながらの土間たたきを忠実に継承した土間材料です。

≫淡路、深草、三州の3色展開!にがりと土で固める本格的な土間たたきは重吉たたきだけ!

 

現場は、玄関の土間長年使いこんだ感のある土間たたき・・・何回か上に塗り重ねて補修した感じ

この古いたたきはしっかりしているので、剥がさずこの上に新しく重吉たたきを施工するそうです。
重吉たたきの施工条件は40㎜以上、十分な厚みもあるので大丈夫!
念のため、「たたき表面強化剤」を前日に塗布しました。

材料を練ります。

≫重吉たたきご購入ページ

主材と色材をいれます。

土を入れます。淡路土と砂利と砂をブレンドしてあります。

空合わせを行い、水3Lとにがりを入れますが、少し硬いのでもう少し加水します。

詳しい施工要領は、ユーチューブの動画をご覧ください。

≫その他にも重吉たたきの動画ご覧いただけます!

材料を敷き詰め叩きしめながら勾配を整え整地していきます。

叩きしめ整地完了!

このままではまだ表面がボコボコして玉砂利と土が密になっていない状態です。
このまま乾燥でも硬化しますが、少し表面が弱く玉砂利が転げたり、削れてきます。

これを防ぐためにノロ(アマ)を浮かせ表面を整えます。水不足なたたきなので刷毛で水を表面に含ませながら鏝でしごいてアマを浮かせノロをかぶせます。

このひと手間がたたきを強くします。
通常叩きっぱなしで仕上げることもありますが、弊社ではこの工程を推奨しています。
この状態でしばらく養生します。今回は、1日置いて翌日スポンジ拭きを行います。

土間たたきはセメント系と違い1日で硬化しません。よって1日程度置いてスポンジ拭きでも問題ありません。

翌日~

鏝で押さえてノロを浮かせた表面をスポンジで拭くことで土系の表情にします。
洗い出しで玉砂利を出すような要領です。

叩いて仕上げた表情とは違い、目が詰まり玉砂利もチラチラ綺麗に出ています。
鏝で押さえたツルツルの土間より表情があります。
重吉たたきには藁すさも入っているので見た目もいい感じです。

江戸時代からの古民家に合う!すごく合う!いい感じだ~


土屋重吉の「重吉たたき」如何ですか?

≫重吉たたきは1㎡セットで販売中!

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2022/07/07(木曜日)文化財に土間たたき|本格的な三和土お探しですか?ご提案いたします。


 本格的な土間たたきには、文化財専用【重吉たたき】!


 

 

重吉たたきは、栗林公園の文化財に採用頂いております!

 

重吉たたきを施工していただいた文化財の茶室へ行ってきました。

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香川県高松市 栗林公園内にある旧日暮亭。江戸時代初期の大名茶室を今に伝える貴重な建物です。こちらの茶室犬走りに「重吉たたき」をご採用いただきました。

 

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写真で見ても伝わると思うのですが、おもむきのある茶室と本たたきの相性は抜群です!歴史と情緒ある建物の雰囲気がさらにグッと上がります。
日本の歴史ある建物の復元工事に当社商品をご利用いただいております。

 

■その他文化財の三和土(たたき)

 

高野山金剛峯寺の門

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仕事柄でしょうか、思わず土間三和土(たたき)に目を奪われました。
施工された職人様の知識や技術ももちろん高いのですが、非常にめずらしい見たことのない豆砂利が配合されておりました。

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画像ではわかりにくいかもしれませんが赤、茶、白等カラフルな豆砂利が土間たたきの表面に見えていて、綺麗な表情で仕上げていました。みなさんも高野山に訪れることがあれば一度ご覧になってくださいね。

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しかし、今現在土間たたきは伝統工法になり、配合できる方は非常に少なくなっています。また、土は全国各地で採取できますが、採取する場所によって粒度が違うので、現場判断でたたき土を製造するのも大変難しいのが現状です。
そこで、当社の「土」「石灰」「にがり」がセットになった【重吉たたき】が便利です。
文化財で土間たたきをする場合は、是非!重吉たたきをお試しください。

 

土間たたきに関する関連ブログはコチラ・・・

2021/09/17(金曜日)土間たたき材料を探している方。お任せください!

弊社では、昔ながらの土間たたき

以前に社内勉強会で施工しました三和土(たたき)のその後をご紹介いたします。

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経年でいい表情になっています。

これからもっと年月が経つと、わらすさ部分の色が変わってきたり、苔や藻などが生えてきたりする可能性もあるのでさらに味わいが深まります。

経年変化を楽しめるのが本たたきの良いところですね(^^)

また施工場所は野ざらしで、直接雨に打たれる場所ですが表面の削れもありません。

弊社にもよくお問い合わせをいただくのですが、土・石灰・にがりを素材とする本三和土(たたき)、硬化後は雨で削れることはありません。

≪昔ながらの土間たたき製品はこちら・・・

人や自転車などが毎日のように通る箇所は、もちろん少しずつ削れてきますが・・・

時が経つに連れて風情が出てくる本たたき。本物にしかない変化を楽しむのもいいと思います。
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土間たたきのことならお問い合わせください!

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