近畿壁材 | 匠に役立つ塗り壁ブログ
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「研究室!研究報告」の記事一覧

2016/11/23(水曜日)瑞黒(黒しっくい)を守る為に!

当社の売れ筋商品の城かべ瑞黒!
瑞黒

真っ黒さに皆様驚かれますが、外部でその黒さを長年維持するのは難しいです。漆喰なのでどうしても白華がおき、雨ががり等の二次白華で白くぼけていきます。

そこで近畿壁材は撥水剤をおすすめしていますが、撥水剤にも沢山の種類があり効果や期間、意匠も様々です。

現在は色しっくい(黒しっくい)の保護にはプロテクターExをおすすめしていますが、よりよい物はないか!もっと長期的に保護出来ないかと実験を繰り返しています。

塗布塗布2

写真は今の近畿壁材の撥水剤ラインナップと新たな原料で試験しているところです。

試験試験2

後は外の試験台で長期暴露をして定期的に状況を報告させて頂きたいと思います。

2016/08/10(水曜日)【土屋】重吉たたき試験への道・・・試験施工

本格派たたき材料「重吉たたき」の試験の為、以前場所を確保し簡易な下地作りをしました。

下地作りの記事はこちら・・・

今回は実際に施工の様子をご報告します。

まずは材料を練り、定木で勾配をみながら、均していきます・・・がこれが難しい。
まあ素人だし仕方ないかと前向きに次の工程へ・・・
たたき鏝を使って頑張って叩き込みます。ただ、たたき鏝は重量があるので、ポーンポーンと鏝の重みだけで叩いても充分に締まっていきました。

叩き終えたら意匠用の大きい骨材をパラパラと撒き人造鏝を使って埋め込みます。
スポンジで全体のあまを拭き取り、表面を整えて終了です。

気温30度オーバーの炎天下の中、すでにヘトヘトでした(笑)

数日かけて5パターン作成し乾燥させましたので色味や強度等の試験をしたいと思います。

2016/08/04(木曜日)塗り見本練習 本土壁やすらぎ

今日は「やすらぎ」の塗り見本の作成をしました。「やすらぎ」は自然素材100%の土壁です。
下地にはボードベースを塗り、作成開始!

熱いので材料は少しやわらかめに練りました。まずは下擦りをしその後仕上げました。

土は撫でものと言います。あまり押さえすぎると藁が一定の方向に並んでしまいますので注意が必要です。表面の小ヒビも気になるのでなかなか難しいです。

今日は4色塗りました。まだまだ端が薄くなったり、一枚塗るのに時間が掛かったりしますが練習あるのみです。

余談ですが石膏ボードに「やすらぎ」を塗る場合はボードベースに乾燥硅砂の5号6号をそれぞれ500g~1kg程入れたものを塗ると下地に材料のくらいつきがよくなります。

本土壁やすらぎはコチラ・・・

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