本日は塗見本作成です。
お客様のニーズの中で色漆喰の要望は必ずあります。
「白華しない色漆喰」「見本と同じ色になるように」「色むらにならないように」「冬場に施工出来る商品」等々・・
漆喰は石灰が原料なので石灰の性質上中々難しい事ばかりなんですが、少しでも緩和出来るような商品作りを目指しています。
色漆喰は水引き等で乾燥スピードに違いも出るので、本日は下地を色々変えて試験しています。
長期的な試験を続けていますので、すぐには提案出来ないかもわかりませんが、チャレンジし続けます。
現在もシックハウス症候群に悩んでおられる方は沢山いらっしゃいます。
弊社にもお問い合わせがありますので、簡単にどんなものかおさらいです。
シックハウス症候群とは・・・建材や家具から揮発性有機化合物(VOC)と呼ばれる物質が環境中に放出されめまいや頭痛、呼吸器疾患等の症状がでる体調不良をおこしてしまう事です。
揮発性有機化合物の種類は100種類以上ありトルエンやキシレン、エチルベンゼンやスチレン等があります。その中でも有名な物質はホルムアルデヒドじゃないでしょうか?
内装塗り壁材料で認定を受けているF☆☆☆☆(エフフォースター)はFがホルムアルデヒドの頭文字で文字通りホルムアルデヒドの放散量での規制をしています。ちなみにF☆☆☆☆は内装使用制限なしという事ですね!
弊社漆喰製品も勿論F☆☆☆☆も取得してはいますが、日本漆喰協会ではより基準を厳しくし、自主認定制度で合格した商品にはマークをつけています。
漆喰の中で製品を選ばれる際には参考にしてみてはいかがでしょうか??
漆喰の安全性の証明になるかは分かりませんが・・余談を一つ
漆喰の主成分である消石灰(水酸化カルシウム)はホルムアルデヒドの水溶液であるホルマリンを廃棄する際に加えるとホルムアルデヒドがホルモース反応を起こし、糖=炭水化物に変化しますので、それを廃棄していく方法が取られたりしています。
本日は依頼を受けたサンプル作りをしました。
漆喰の補修方法や、土漆喰の模様付け、重吉たたき、しっくいガード等ですが・・・
上塗りを塗る為には下地を塗らなくてはなりません。
が・・・乾かない(泣)
室内で温度も上げてるんですが、春や秋の倍ぐらいの乾燥時間がかかっている気がします。
漆喰なんかはあまり乾かないと、表面がテカったり効果不良がおきたり白華したりといい事はないです。
何とか依頼分のサンプルは作りましたが、サンプルでもこれだけ時間がかかるんですから、実際施工されている現場はやっぱり大変ですね
乾燥スピードが年中一緒の製品 作りたいなぁと思った一日でした。
PS 今日のたたきはいつ完全乾燥するんだろうか・・・???