近畿壁材 | 匠に役立つ塗り壁ブログ
MENUメニュー

匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

「塗り壁デザイン」の記事一覧

2022/01/26(水曜日)赤レンガのようなゴツゴツした外壁

汚れに強い掻き落とし仕上げのデザイン壁は洋食屋の外壁におすすめ


洋風建築の雰囲気を出せる赤レンガの壁は、今でも人気が高い壁のデザインです。特に店舗「洋食店」「洋菓子屋」「カフェ」などで人気が高いですね。

実際赤レンガを積み上げて、建築できればもちろんベストなのですが、やはり問題になってくるのは工期。

積み上げる工法のため作業手間がかかり、工期は長くなります。また、その結果コスト高にもなってしまいます。

そこでご提案するのが塗り壁仕上げの中ひとつ「掻き落とし」。

 

塗り壁材料を少し厚めに壁面に塗り、ある程度乾燥させてから表面を削る仕上げ方法です。

厚く塗るために、壁材の中に砂や砂利のような骨材を混ぜて壁に塗り付けます。その後、表面を削ることで混ぜた砂や砂利が見えるようになり、それが意匠になります。

また、削る作業をすることで、いびつな凹凸がある表面になり、それが長年経過した建物の壁の雰囲気も出してくれます。

いかかがですか?赤煉瓦とはたしかに違いますが、建築されてから長年経過した建物の雰囲気、レトロな感じも有り、洋食屋さんの外壁に合うのではないでしょうか。

 

砂、砂利を混ぜて厚く塗ることは通常できない

 

最後に表面から削る作業がある「掻き落とし」仕上げ。なので、塗り壁材料を厚く塗る必要があるのですが、ここで問題になるのは垂れです。

厚く塗るため、また意匠のために混ぜる骨材、砂や砂利は重い素材です。この重い素材を混ぜて厚く壁面に塗れば、通常は垂れ(ダレ)てきて、施工できません。

また、外壁の場合、汚れの問題もあります。削る作業で表面は凸凹しているため、水を吸いやすくなっています。外部に「掻き落とし」仕上げを採用した場合は、雨対策をしていないと吸い込みにより、すぐ汚れが目立つようになります。

この二の問題を解決した「掻き落とし」仕上げ専用製品を弊社は開発しました。

<<弊社(近畿壁材)はどんな会社?気になる方はこちら・・・

<<どんな製品?気になる方はこちらから・・・

塗り壁の仕上げ「掻き落とし」で、壁デザインのご提案の幅広げませんか?

 

掻き落とし仕上げにご興味ある方はお問い合わせください!

2021/12/21(火曜日)漆器のようなシンプルでシックな赤と黒の壁

自然素材の土壁を使ったデザイン壁は和食店におすすめ!


 

 

漆器のような表面を壁で表現できたら、シンプルでかっこいい!というご要望から完成したデザイン壁です。

 

 

壁の素材は土壁

 

土壁の特徴はその他壁材と比較して、色ムラになりくいこと。その特徴と当社のノウハウを融合しました。

まずひとつめのノウハウは、当社にしか無い真っ白な土壁。それをベースにすれば、どんな色(カラー)の壁でも作ることができます。

この赤色は漆器っぽさをより表現するため、昔ながらの着色剤「弁柄(紅柄)」で色を付けました。

<<弁柄(紅柄)くわしくはこちら・・・

 

黒い墨はこちらも昔からなじみある「松煙墨」。

<<松煙くわしくはこちら・・・

 

ただ墨を壁に飛ばしただけでは、指で擦ると簡単に取れてしまいます。なので、衣服がもし触れて、擦れると色が付いてしまう恐れがあります。

ここで二つ目のノウハウ!

壁面にしっかり定着し、擦れても取れない液体松煙墨を作りました。それを筆のようなもので乾燥した紅柄入り土壁に飛ばし、意匠にしています。

なかなか芸術的な仕上がりです。高級な和食店などにピッタリ合いそうなデザインになりました。

 

土壁には呼吸性能も!

また、土壁は呼吸するため、空間を消臭する効果もあります。ますます飲食店にはピッタリですね!

 

デザイン土壁をしたい方はお問わせください!

2022/07/04(月曜日)外壁の左官仕上げ|外壁での高級感がある掻き落とし仕上げ


デザイン性が高い掻き落とし左官仕上げ


 

高級感がありデザイン豊かな掻き落としは、デザインの幅が広い

 

お客様から外壁の掻き落とし左官仕上げを行なうとご連絡いただき、勉強のため見せて頂きました。

掻き落とし仕上げの歴史は古く、白セメントや消石灰、寒水石などを使って行なわれていた左官伝統工法です。

近年では左官職人さんの独自のアレンジで、今までとはイメージの違う、デザイン性に優れた掻き落とし仕上げが増えています。

 

_DSC1146 _DSC1149

 

弊社へのお問い合わせも「掻き落とし仕上げ」が非常に多いので、この度掻き落とし仕上げ専用品【掻き落とし用配合石灰】を販売させていただきました!そのまま(笑)

■掻き落とし専用品!掻き落とし用配合石灰くわしくはこちら・・・

 

今回見せて頂いた掻き落とし仕上げは、色はグレー!和モダンで素敵な住宅です。

≫グレー色にするために混ぜた顔料(色粉)はこちら・・・

 

この現場の掻き落とし材料は、施工する左官職人さんのオリジナル配合。

 

_DSC1129 _DSC1136

 

掻き落としはモルタル下地に削り落とす分も考慮して厚く塗ります。約10㎜程度。なので塗り付けも難しいとの話。

また、一度塗りでは無く、配合の違う下塗りを塗った後、上塗りを追い掛け(下塗りが半乾き状態)で塗るそうです。

 

_DSC1168

 

数時間乾燥待ちを行なって、掻き落としていきます。

掻き落としの道具は、剣山やワイヤーブラシ!
使い込んだ道具!

 

_DSC1152

 

材料の乾燥具合や掻き方を間違うとムラになるので注意が必要とのことです。

細かい部分も定規を当てて時間をかけて丁寧に掻いていました。

 

_DSC1158

 

高級感と表面の凹凸による立体感、掻き落とすことで見えてくる骨材などが魅力の掻き落とし仕上げ、左官仕上げの醍醐味ですね。

 

_DSC1326 _DSC1271

 

歴史ある工法ですが、左官職人さんのアレンジで無限に広がるデザイン性が魅力です。

ご興味のある方は、一度チャレンジしてみては如何でしょう。

 

_DSC1131

 

◇その他掻き落としブログは下記から

<<赤レンガのような掻き落とし仕上げ・・・


<<掻き落とし材料を利用した拭き取り仕上げ・・・


<<地層の表面のような掻き落とし仕上げ・・・

 

左官伝統工法のことならご相談ください!

匠に役立つ塗り壁ブログ

CATEGORYカテゴリー

ARCHIVE月別アーカイブ