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「土壁お探しですか?」の記事一覧

2024/05/08(水曜日)【オーダーメイド塗り壁】オフィス会議室・商談室を土の魅力が伝わる特別感ある空間に

緑(植物)との相性が抜群な土(土壁)

 

ある設計室が自社のオフェスビルリニューアルにあたり、自然素材を取り入れたいと考えていました。

理由はクライアント様に、「オープンスペースで人が気軽に集まる空間」の依頼をされることが多く、その実現に自社で調査したところ、「やすらぎ」「ぬくもり」と言うキーワードが出てきたそうです。

さらに調査を深めると「やすらぎ」「ぬくもり」の空間を作るには、自然素材を求める声が多くあったようで、特に緑(植物)との組み合わせを求めている事が調査でわかり、

植物との組み合わせる自然素材なら「土(土壁)」が良いという結論になり、リニューアルプロジェクトメンバーのお一人から当社へお問わせいただきました。

 

 

「土」の素材感、重厚感に感動

 

お問わせをいただいたリニューアルプロジェクトメンバーのお一人が個人的に来社くださり、土のミュージアムを見学。

「土(土壁)」の空間は「やすらぎ」「ぬくもり」を感じるだけでなく、デザイン性の高さや素材感ある重厚な雰囲気に感動してくださいました。

 

 

それから約一ヶ月後、今度はプロジェクトメンバー全員で来社いただき、土のミュージアムを見学して、同じように評価いただき、「土壁」を採用することが決定しました。

決定後、土壁で表現したい空間のパースやイメージ画像などをいただき、当社がサンプルを作成。最終的に会議室と商談室の2部屋に2つのテクスチャの土壁を採用いただく事になりました。

 

 

 

それ以後はサンプル提出した土壁を施工するための下地な打ち合わせなどを行い、施工できる環境を整えました。

 

当社ではイメージやコンセプトに合う壁の開発、製造するオーダーメイド塗り壁に対応しております。

写真やパースなのでご要望をお聞かせください。

お聞きした内容をもとにサンプルを作成して、お客様にご確認頂きます。サンプルはご納得いただくまで何度でも作成致します。

敷地内には「土のミュージアム」をはじめ、過去に採用いただいたオーダー塗り壁をご覧いただける施設もあります。

「こんなデザインにしたい」「あんな空間できないか?」など困っている方はお気軽にご相談ください。

 

■オーダーメイド塗り壁について 詳しくはこちら・・・

 

2024/04/24(水曜日)土はどうやってできる?

砂や粘土に腐った動植物の遺骸が混ざったもの

 

私達が住む地球の70%は海ですが、残りの30%は茶色や緑の大地が占めています。茶色い大地は土の色です。

土は数ある惑星の中で、地球にしか存在しないと言うことをご存でしょうか?なぜなら、現在生物が確認できている唯一の惑星だからです。

土ができる過程を簡単に説明すると、岩石の風化によって砂や粘土ができます。その砂や粘土上に生きていた植物や動物の遺体が重なり、腐って腐植し、混ざり合うことで土ができます。

混ざり合い、数百年~数百万年かけて土が生成されます。

地球が誕生したのが今から46億年前、そんな地球上に土が誕生したのが5億年前と言われています。地球と土はおじいちゃんおばあちゃんと孫ほどの年の差があります。

話はそれましたが、つまり、土ができるには生物が必要なため、地球にしかない特産物なんです。

 

 

土は植物や生態系を支える基盤になっています。

生き物を育み、同時に生き物が育んだもの、相互作用によってつくられる土が、現在人類が抱えている環境問題を解決するためのヒントになるような気がします。

 

2024/02/26(月曜日)【淡路島】と【土】私たち【近畿壁材】について

■「淡路島」はじまりの大地

 

古事記・日本書紀によると、おのころ島で夫婦となった伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二柱の神は、日本列島の島を次々に生んだとされている。

その中で最初に生まれた島が「淡道之穂之狭別島(あわじのほのさわけのしま)」、すなわち淡路島であると記されている。

国生みの島「淡路島」は日本列島が生まれた、そのはじまりの大地

 

 

■大地は私たちの原点

 

人々は大地を踏みしめ、土に守られてきました。そして、それらを生きる知恵に変えてきました。

土にさまざまな素材を技術によって混ぜ合わせ「暮らし」の中に溶け込ませてきました。

日本列島が生まれたそのはじまりの大地、「土」を素材として私たち「近畿壁材」は活動している。

「土」を通してたくさんの方に癒しや喜びを与えられるように、「土」に私たちの技術と美意識を注ぎ込み、時にはライフスタイルを彩る壁になり、時には感性をくすぐるアートになり、ミュージアムとなり、「近畿壁材」の精神になっています。

 

 

■淡路島の土の産業と歴史

 

「淡路島」で創業して110年、私たちは土屋としてこの大地の恵み「土」を販売してきた。
理由は「淡路島」では良質な「土」がたくさん採れる。そんなことから「淡路島」には「土」を使った産業が多くある。

有名なのは日本三大瓦のひとつ「淡路瓦」。その他には瓦と同じく土を焼いて作る「タイル」の大手メーカー工場もある。
また、近年ではその品質と量の豊富さから、陶芸家の移住も多く、窯元も増えている。

 

■これから先の未来に必要な「土」

 

環境問題が大きな問題になっている現代、エコでサスティナブルな物が求められ、自然との共生を意識する方も増えている。

サスティナブルな「土」はこれから先の未来に必要と言えるのではないだろうか。

例えば、「土」を素材とする土壁は、剥がしたものを廃棄処分する必要が無く、元の「土」に返すことができる。

また、剥がした土壁は新しい土壁と混ぜれば再び壁に塗ることができ、再利用することもできる。

ゴミを出さず、再利用できる「土」は環境問題の観点からも今注目されている。

 

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