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「淡路土について」の記事一覧

2024/06/25(火曜日)淡路島土と生きる!その③〜地球にしかない土

淡路島土と生きる その3 地球にしか無い土

 

土と土壌

 

□ 畑の土と土壁の土は違う

土とはなにか?を調べていくと、地球の表面を覆う土壌と、その下にある堆積岩、泥岩(粘土)や砂岩(砂)などすべて「土」と呼ばれることがありますが土として一括りにするのが難しいかもしれません。
土壁や陶芸に使われている土と、山や畑にある土壌は少し違いがあります。

土壌と呼ばれている地球の表面を薄く覆った土は、畑作や園芸などの分野で重要な役割を果たしています。土の中に有機物や微生物などの生物的要素が加わったもので水分や空気、有機物などの要素が相互作用して作り出され、植物の生育に必要な栄養素や水分を供給する役割を果たしています。

その土壌の原材料でもある土は、地球表面を覆う固体の地殻からなる物質であり、主に岩石や鉱物などから構成されています。土は地球の表面に広く分布しており、岩石の風化や浸食などの自然現象によって作られます、土は地球の表面を構成する固体の物質を指し、土壌は土に含まれる生物的要素が加わったものと言えます。土は地球上に豊富に存在しており、土壌は地球の表層を薄く覆い植物の生育に必要な栄養素や水分を供給する重要な役割を果たしています。

 

□ 地球にしか無い土(土壌)


生物が存在する地球にしかない土。月や火星には岩石が風化してできる礫や砂岩やシルト、粘土はありますが、岩石が細かく粉砕されたものが土(土壌)にはならない。
生命が誕生し、その土地で育んできた微生物の働きと動植物が堆積し混ざって土(土壌)となります。
土は、長い歴史で蓄積された生態系と生命の循環から生み出され、岩石から土へまた土から岩石へを繰り返し誕生する、土はその土地にしかない生命が蓄積される軌跡の鉱物です。

■粘土・・・火星にはあるが月には無い

■土壌(腐った動物や植物が粘土と結合する)・・・火星にも月にも無い

よって、月と火星には岩石や砂、粘土はあるが、土壌(土)はなく、土壌は生命の存在する場所にしかできない

 

土は大きく分けて2つに分けられるかもしれませんね・・・

① 畑の土や田んぼの土のように様々な鉱物(砂や粘土)に微生物や動植物の死骸などが混ざったものも
② 陶芸や瓦などシルト、粘土など鉱物に分けることになります。

でも、この分類を行うと複雑になるため、これらまとめて「土」と弊社では呼んでいます。

>ではその土が岩石からどのように生まれたのか?

 

>その1~淡路島の土を販売

>その2~土の歴史は5億年

>その3~地球にしか無い土

>その4~岩石から土へ地球に最初に生まれた土

>その5~土を構成する物質

>その6~土を知るには岩石から

 

◻ 淡路土が生み出す大地の素肌、土のミュージアムSHIDO

 

国生みの大地、その大地が隆起し、突如現れたかのような空間を構成している土のミュージアムSHIDO

壁も床も淡路土から作られる剥き出しの大地の素肌は、新しくも懐かしくもある感触と、人間たる鼓動を震わせ、同時に安堵を感じさせるような感覚を五感で感じることができる空間である。

歴史と伝統の淡路土から湧き出る力、唯一無二のデザインそれは単なる建築資材を超えた存在として見る人の感性を刺激し続けます。

 

◻ 土のミュージアムSHIDOが手掛ける、淡路土が生み出すアート、地文(JIMON)

 

地文(JIMON)とは淡路土が作り出す大地の紋様。

淡路島の大地のありさまであり、山や川、海、池などの表面の紋様であり、淡路島の自然そのものを淡路島の素材で表現したテクスチャーである。

淡路島の大地の豊かさ、動植物の生命の息吹き、四季折々。

遥か昔から詩や絵画によって花鳥風月が表現され、淡路島は現代にもなおその美しさが届けられています。

淡路島の自然が作り出す美しさをありのまま表現するということは、これまで日本に伝わってきた芸術のように悠久に紡がれ続け、永久に届く力がある。

地文は、淡路土を使い生活のとなりで日々そのことを感じられる空間でありアートである。

 

 

2024/06/25(火曜日)淡路島土と生きる!その②〜土の歴史は五億年

 

淡路島土と生きる その2 土の歴史は5億年

 

地球ができて土ができるまで41億年


□ 地球は約46億年前に誕生し、その頃にはまだ地球には岩石だけ


地球誕生から約41億年が経過した今から約5億年前そんな地球の岩石を母材に太陽熱と風雨により、大地がひび割れ、風化し有機物と混ざり合い地球で最初の土が誕生します。
その後約500万年前に人類の祖先が誕生し、洞窟や斜面に掘った横穴を住居として人類が土を利用し始めました。

 

旧石器時代、約300〜200万年前頃になると、ヨーロッパでは動物の骨や牙を支柱にし、小枝と土で壁を覆った住宅が現れ、日本では約1万2000年前に最初の土の造形として現存する最も古い、縄文土器が作られます

紀元前5000年頃になると、住宅への土壁が本格的に利用され、土器や日乾煉瓦などが作られるようになります。

紀元前3000~2000年頃のメソポタミアでは、絵文字を粘土版に記し、特別な用途により焼成煉瓦が造られ初め、アジアでも紀元前1000年頃には中国で瓦の作成や釉薬を施した陶器なども作られるようになり、その後朝鮮半島〜日本へも伝わり、その頃から日本でも埴輪や陶器が作られるようになり、稲作の発達などから土の利用が盛んになります。

 

◻ 地球の歴史47億年を1年とすると

 

以前、地球の歴史として面白い話を聞きました、地球の誕生から47億年、土が誕生して5億年、地球誕生から現在までを1年とすると土の誕生は、11月28日頃で人類の誕生は大晦日12月31日の11時頃となり、文明が発達した20世紀はたった1秒です。

 

1月1日:地球が誕生

2月9日:地殻が安定し陸や海ができる 

8月3日:今の世界の基盤となる大陸が誕生

10月29日:大陸が分裂し始める

11月20日:魚類が誕生する

11月28日:植物や昆虫、両生類が陸にあがり、土が誕生する

12月13日:恐竜が誕生

12月26日:地球に隕石が衝突し恐竜が絶滅

12月31日10時40分頃:その後人類の始まり猿人が誕生

12月31日11時59分46秒:西暦がはじまる

12月31日11時59分59秒:20世紀がはじまり終わる

 

このように考えると、土ができて1ヶ月、そして1世紀がたった1秒・・・・

土が何かを考える前に、地球誕生から土の誕生までの壮大な地球の歴史があります

>では、5億年前にできた土が地球にしか無い理由?を調べました・・・

 

>その1~淡路島の土を販売

>その2~土の歴史は5億年

>その3~地球にしか無い土

>その4~岩石から土へ地球に最初に生まれた土

>その5~土を構成する物質

>その6~土を知るには岩石から

 

◻ 淡路土が生み出す大地の素肌、土のミュージアムSHIDO

 

国生みの大地、その大地が隆起し、突如現れたかのような空間を構成している土のミュージアムSHIDO

壁も床も淡路土から作られる剥き出しの大地の素肌は、新しくも懐かしくもある感触と、人間たる鼓動を震わせ、同時に安堵を感じさせるような感覚を五感で感じることができる空間である。

歴史と伝統の淡路土から湧き出る力、唯一無二のデザインそれは単なる建築資材を超えた存在として見る人の感性を刺激し続けます。

 

◻ 土のミュージアムSHIDOが手掛ける、淡路土が生み出すアート、地文(JIMON)

 

地文(JIMON)とは淡路土が作り出す大地の紋様。

淡路島の大地のありさまであり、山や川、海、池などの表面の紋様であり、淡路島の自然そのものを淡路島の素材で表現したテクスチャーである。

淡路島の大地の豊かさ、動植物の生命の息吹き、四季折々。

遥か昔から詩や絵画によって花鳥風月が表現され、淡路島は現代にもなおその美しさが届けられています。

淡路島の自然が作り出す美しさをありのまま表現するということは、これまで日本に伝わってきた芸術のように悠久に紡がれ続け、永久に届く力がある。

地文は、淡路土を使い生活のとなりで日々そのことを感じられる空間でありアートである。

2024/06/25(火曜日)淡路島土と生きる!その⑥〜土を知るには岩石から

淡路島土と生きる その6 土を知るには岩石から

 

岩石から土はできている

 

□ 岩石を知る

岩石から土ができたことから土を知るには岩石を知る必要があるようです。
土は、岩石の風化により生まれた礫・砂・沈泥(シルト)・粘土と有機物(動植物の死骸)が混ざったものであることから、岩石から誕生したことは間違いありません。
ただ、もともとの岩石の色が土の色であるというわけでは無いようです。

岩石の種類について、岩石は大別すると変成岩と火成岩と堆積岩の3種類、淡路島にもこれらの岩石を見ることができます。

・火成岩(かせいがん)って何

火山のマグマが冷えて固まった岩石ですが、マグマも地表で急激に冷やされてできる岩石と、地面の深くで徐々に冷えて固まった深成岩に分かれています。
ようするに火成岩は、火山の地下にあるマグマの固まり方の違いにより、固まった岩石です。

・堆積岩(たいせきがん)って何

土を構成する物質にもある、礫や砂やシルトや粘土、その他にもサンゴなどの生物の遺骸などが流れて堆積した岩石です。
その堆積したものにより、礫岩や砂岩、泥岩、凝灰岩、石灰岩やチャートなどに分けられています。
珪藻土もその堆積岩に分類されます。

 

・変成岩(へんせいがん)って何

変成岩とは、岩石が圧力や温度の影響を受けることで異なる岩石に変化したもので、岩石を変成岩に変化させる作用を変成作用という。変成作用は狭い範囲の接触変成作用と、広い範囲の広域変成作用の2種類ある。片麻岩や結晶片岩は広域変成岩。ホルンフェルスや結晶質石灰岩(大理石)は接触変成岩。

 

 ・接触変成岩 マグマによって変性

マグマに接した岩石はその熱により変成作用(接触変成作用)を受け、接触変成岩となる。たとえば泥岩がマグマの熱でかたくて、密なホルンフェルスという岩石になったり、石灰岩がマグマの熱で晶質石灰岩(大理石)になったりする。当然マグマに接しているところが一番強い変成作用を受け、離れるに従って変成作用は弱くなる。この範囲はせいぜい数kmである。また、マグマ起源の熱水と反して別な岩石になることもある。

 

 ・広域変成岩 地殻変動により変性

大山脈を作るような変動(造山運動)においては、その中心部では高い圧力や熱が発生する。こうした圧力や熱による変成作用を広域変成作用といい、広域変成作用でできた変成岩を広域変成岩という。高い圧力のもとでは、結晶片岩というものができる。結晶片岩は鉱物が一定方向に並んでいる片理という構造が顕著である。庭石としてよく使われる三波石(さんばせき)は結晶片岩である。 高い温度のもとでは、片麻岩ができる。砂岩-片麻岩-花こう岩と連続的に変化しながらつながっているところがある。このように、造山運動の際の高温・高圧下で堆積岩が一度融解して、それが再び固まってできる花こう岩もあるらしい。

 

岩石の種類の表

火成岩 火山岩

斑状組織

(大:班晶+小:石基)

玄武岩

流紋岩

安山岩

地表や地表近くで急速にマグマが冷え固まってできた岩石
深成岩

等粒状組織

花崗岩

斑れい岩せん緑岩

地下でマグマがゆっくり冷え固まった岩石
堆積岩 岩石や鉱物の破片の堆積岩 礫岩 礫が固まってできた岩石
砂岩 砂が固まってできた岩石
シルト岩 シルトが固まってできた岩石
泥岩
火山噴出物の堆積岩 凝灰岩 軽石、火山灰が押し固められてできた岩石
生物の遺体などの堆積岩 石灰岩 サンゴなどの遺体、炭酸カルシウムが主成分
チャート 殻をもった生物の遺体、二酸化ケイ素が主成分
変成岩 接触変成岩 マグマの熱により変質した岩石
広域変成岩 地殻変動などによる高温・高圧状態で変質した岩石

 

※ 珪藻土も堆積岩:珪藻・植物プランクトンの死骸が堆積した岩石

 

土はどこにでもあり、当たり前のように毎日目にする物質です。
私達の暮らしに欠かせない土をこれからも調べていく必要があるようです。

 

 

>その1~淡路島の土を販売

>その2~土の歴史は5億年

>その3~地球にしか無い土

>その4~岩石から土へ地球に最初に生まれた土

>その5~土を構成する物質

>その6~土を知るには岩石から

 

◻ 淡路土が生み出す大地の素肌、土のミュージアムSHIDO

 

国生みの大地、その大地が隆起し、突如現れたかのような空間を構成している土のミュージアムSHIDO

壁も床も淡路土から作られる剥き出しの大地の素肌は、新しくも懐かしくもある感触と、人間たる鼓動を震わせ、同時に安堵を感じさせるような感覚を五感で感じることができる空間である。

歴史と伝統の淡路土から湧き出る力、唯一無二のデザインそれは単なる建築資材を超えた存在として見る人の感性を刺激し続けます。

 

◻ 土のミュージアムSHIDOが手掛ける、淡路土が生み出すアート、地文(JIMON)

 

地文(JIMON)とは淡路土が作り出す大地の紋様。

淡路島の大地のありさまであり、山や川、海、池などの表面の紋様であり、淡路島の自然そのものを淡路島の素材で表現したテクスチャーである。

淡路島の大地の豊かさ、動植物の生命の息吹き、四季折々。

遥か昔から詩や絵画によって花鳥風月が表現され、淡路島は現代にもなおその美しさが届けられています。

淡路島の自然が作り出す美しさをありのまま表現するということは、これまで日本に伝わってきた芸術のように悠久に紡がれ続け、永久に届く力がある。

地文は、淡路土を使い生活のとなりで日々そのことを感じられる空間でありアートである。

 

 

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