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「社員の日々雑感!」の記事一覧

2020/01/01(水曜日)リライムの外壁パターン仕上げ!

外壁の漆喰パターン仕上げは、汚れやカビなどの危険性があります。
特に伝統の漆喰【城かべ】などは、そもそもが押さえてフラットに仕上げることでそれらを防ぐ効果があります。
城かべ漆喰は内装では、何の問題も無くパターンやデザイン漆喰を行っても問題はありませんが、外部では撥水材などの使用を勧めております。
そこで、再三ご紹介させて頂いております『リライム』は、伝統の漆喰では難しい外壁のパターン仕上げを目的とした漆喰です。

≫リライムはこちら・・・

今回は、店舗の外壁にご使用いただきました。リライムに寒水石をいれ鏝でパターンをつけたそうです。

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仕上げのパターンはこんな感じです。

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伝統は守り、ニーズに合わせた革新も必要かな?

2019/12/07(土曜日)本日は「塩」の話・・・塩ソムリエ

以前ブログで紹介した村上夫妻と一緒にお仕事されている方で、「塩」のプロの方のお話をお伺いしました。

≫以前ご紹介した村上夫妻のブログ・・・

塩は当然海水から作るので、日本全国で生産されていますが、海水によって味が違うそうです。
驚きは、同じ場所で採った海水でも塩の満ち干きによって味が変わるそうです。

そんなこだわりの塩を作っているのが、塩ソムリエの片野さん。塩の話なら何時間でも語れる本当の塩のプロ。

今回、分けて頂いたのは、その片野さんが作る盛り塩。

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自らの足と舌で淡路島の沿岸を回り、良い海水を採取して作ります。
その採取の時期も、満月と新月の時に採り、2種類の塩を作っています。

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盛り塩は、皆さんご存知の通り、あらゆる場面で使う由緒ある物、神棚には必ずしますよね・・・
早速当社も事務所の入口に置きます。
そんな塩を小瓶にいれかわいい巾着でお守りにしたものもあります。
私も1つお守りとして持っています。

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当社の天然にがりはこのような塩が採れる淡路島の沿岸の海水から作ってもらっています。
ありがたいにがりです。建材に使うにはもったいないかな・・・

nigariHP
≫天然にがりをご購入の方は・・・コチラ

 

 

2019/11/27(水曜日)天然の色土に悩む・・・

土壁や昔ながらの土間たたきには土がかかせません。
特に土壁に使用する土は、粘土分が適度な量混入されているものでなければいけません。

有名なのが、京都の聚楽土ですが、昔は各地で色鮮やかな色土が採取されていて、自然の恩恵を建築にもに利用されていました。
が・・近年は、採取場所に建物が建ったり、採掘量が極端に減ったり、色土が枯渇してしまったりと、中々粘土を揃えるのが難しくなっています。
弊社も以前はかなりの数の色土を販売していましたが、安定供給出来ない色土は泣く泣く廃番にさせていただいている物も多いです。

その中でも、淡路島原産の色土は埋蔵量も豊富にあり、色味のブレも少ないので皆様に自信を持って提供させて頂いていますが、土屋重吉ブランドを展開している弊社としては物足りないのも事実です。(着色材での着色は簡単なのですが・・・)

«色土ラインナップはこちら・・・

愚痴みたいになってしまいましたが、土屋として創業した弊社は、これからも土壁やその素材、土を使用した新製品作りに邁進していきますので、土に関する情報がありましたら教えて頂けたらと思います。

 

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