近畿壁材 | 匠に役立つ塗り壁ブログ
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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2021/04/30(金曜日)文化財の補修現場へ・・・

三木家住宅
兵庫県指定文化財 三木家住宅で土塀の修復、補修の為訪問させて頂きました。

土塀

土塀2
土塀になっており、大きなクラックもあり大変そうです。

断面
断面はこんな感じです。ボロボロになってますね・・
出来るだけ材料も再現しながら、本来の姿になるよう、お手伝いさせて頂こうと思います。

別注土壁
以前に土壁を別注で製造した場所も綺麗に修復されていました。
こういう物件に携われるのは土を扱う弊社としては嬉しい限りです。

2021/04/26(月曜日)土間たたき|古民家改修に使えるニュータイプの土間三和土(たたき)

コンクリート下地に使える土間たたき

現場での事例、施工手順のご紹介!


古民家補修や伝統建築の土間材料にお悩みではありませんか?

古民家の土間にウルトラソイル 褐色 をご採用頂き、施工案内にお伺いしました。

ウルトラソイルは、昔ながらの土間三和土を模したたたき風仕上げ材です。

 

①コンクリート下地に、前日に養生と専用下地材「ウルトラ下地材」を塗布してもらっています。

 

練り

②既定の材料を練り合わせます。

※ウルトラソイルは駐車場に使える強度が強い土間たたきです。
その為練りすぎると硬化が早まって作業性が悪くなるので、練り終わるとミキサーを一旦止めた方がいいです。

③塗り付け中!鏝で15㎜で塗り付けます。

土間モルタル同様鏝で均します。

④ウルトラソイルは15㎜仕上げの材料ですが、途中厚みを見ると少し分厚いかもです。

少し硬いぐらいが均しやすくて作業しやすそうですね~

⑤全体を塗り付け、最後に角部分を面取りして塗り付け完了です。

この後はコンクリートのように押さえますが、金鏝でビシビシに押さえると中の骨材が沈みやすい為、スタイロフォームで押さえました(さすが現場の左官様の知恵ですね)

⑥今回の仕上げ方法は拭き取り仕上げ!左官刷毛で表面のノロを荒らした後に水を含んだスポンジでノロを拭き取ります。

ウルトラソイルのスポンジ拭き取りがやりやすくなりました!

※15㎜以上の厚みが付いた場合には骨材が沈みやすく、骨材を見せる為には拭き取り量が増えますので注意です。

⑦拭き取り完了で乾燥養生です。

※拭き取り時に水分が残っていると白華しやすくなりますので、水分を残さないように拭くのがコツです。

⑧少しでも白華を出にくくするためにシート養生をしました。

※白華が出ない事はありません。完全乾燥後にたたき洗浄剤をすれば色味は落ち着きます。

 

2022/01/28(金曜日)漆喰専用下塗り材|大規模現場への漆喰施工コンクリート外壁下地にも対応できる漆喰材料

左官職人不足や、伝統的技術の衰退などを理由に諦めていませんか?
そんな現場に役立つ材料を作ろう!


少し前の現場ですが、弊社販売の漆喰をご使用いただいた資料館を見てきました。

コンクリート外壁の躯体でも、漆喰ベースを使えば問題なし!

≫漆喰ベースはコチラ・・・

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構造は、コンクリート造ですが、日本の伝統「土蔵」を再現した趣きのある建築です。

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よくお客様からも質問頂く、漆喰の目地の話、このような大壁でも目地の必要ない城かべ漆喰仕上げ、現場での作業は難しいとは思いますが、目地無しに塗り続ける事の出来る漆喰の魅力に魅了です。

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近年は、この本漆喰や左官の伝統技術が見直され、公共建築にも漆喰が使われるようになっております。
弊社も、モルタル・コンクリート下地や、内部の石膏ボード下地などの現代建築工法に伝統の漆喰を融合させるべく、研究を進めていきます。

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この現場では、入口の外壁塀には、黄漆喰が使われています。

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色漆喰も色むら無く美しく仕上がっています。

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淡路島の漆喰「島かべしっくい」大規模現場から、伝統の漆喰工事に安心してお使い下さい。

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