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「店舗デザインに使う壁材・床材」の記事一覧

2023/06/20(火曜日)落ち着きのある空間と高級感を求める和食店個室に合う壁


■自然素材の素材感が空間に落ち着きを出す

 

この壁は当社の地元、淡路島で採取した「土」を素材にした土壁です。その土壁表面に「藁すさ」を散らし、やさしく撫でて表面に「藁すさ」よく見えるデザインにしました。

もともと「藁すさ」はつなぎ材として、土壁に含まれている素材ですが、そのまま塗っただけでは土壁の中に入り込んでしまう部分が多くなり、存在感がありません。

そんな自然素材「藁すさ」をデザインの主役にするため、ベージュ色の「藁すさ」との相性を考え、ベースとなる「土」は同系色を避け、ダークな暗い色を選び、「藁すさ」がより引き立つようにしています。

土壁を空間にご採用いただいた方のご意見で一番多いのが、「なんか落ち着く」という言葉です。自然素材「土壁」の特長ではないでしょうか。

また、自然素材で作った空間は重厚な雰囲気もあるため、空間に高級感をもたらします。

このデザイン壁を空間に取り入れることで出る「高級感」と「落ち着き」。どちらも求められる和食店個室の壁にいかがでしょうか。

訪れたお客様もゆっくり食事を楽しめると思います。

建築のコンセプト、イメージなどに合う壁材をお探しの方はお気軽にご相談ください。

2023/06/14(水曜日)色彩豊かな素材の砂が引き立つ清潔感ある白い壁


■素材を感じる壁に凹凸を付けデザインに

 

この白い壁は「漆喰」という塗り壁材です。

「漆喰」は昔からある自然素材の塗り壁材ですが、日本だけではなく、ヨーロッパなど海外でも使われている塗り壁材なのはご存じでしたか?

「日本の漆喰」と「ヨーロッパの漆喰」の違いでわかりやすいのは、完成後の表面です。滑らかなでツルッとした表面の「日本の漆喰」に対し、ザラザラで凹凸ある表面に「ヨーロッパの漆喰」はなります。

そんな「ヨーロッパの漆喰」完成後の特長をさらに進化させ、洋風建築に合い、空間に高級感も出したい発想からつくったデザイン壁です。

白い漆喰は素材をよく引き立ててくれるので、色彩豊かな「淡路島の砂」を漆喰に混ぜてました。ただ、混ぜて塗っただけでは表面がザラザラになるだけで「淡路島の砂」の色彩が壁の中に隠れてしまうため、「掻き落とし」という日本伝統の塗り壁工法を採用しました。

表面から掻き落とす(削り落とす)ことにより、凹凸が付くだけでなく、「淡路島の砂」が壁表面によく見えるようになります。

ベースが白い漆喰は素材の色がよく引き立ち、素材感あるデザイン壁を作れます。

ナチュラルな素材を感じ、清潔感の有る白い壁は洋食店、フランス料理店やイタリア料理店に合うのではないでしょうか。

漆喰は抗菌作用がある壁材なので、なおさら飲食店には良いと思います。

漆喰を利用した素材感のある白い壁。気になる方はお問わせください。

2023/06/14(水曜日)高級感を求める和食店に合う土の割れ壁


■大地の割れをイメージした土の割れ壁は重厚な雰囲気に

 

「土壁」を含む塗り壁材では割れはタブーとされており、通常は失敗とみなされます。

「土壁」は粘土分、要するに土の粘みが糊材の替わりになるため、壁に塗る事ができます。しかし、粘土分が多い土は乾燥収縮(土壁を塗って乾燥するまでの縮み)が大きいため、そのままでは割れが発生します。その割れを防止するために「土壁」の素材に砂や藁を混ぜ、乾燥する時の縮みを少なくします。

しかし、このデザイン壁は敢えて割れるように「土壁」を調合し、壁に採用しています。

当社の地元、淡路島は昔から壁土や瓦などに使用する、良質な粘土が採取できることが有名ですが、このデザインは淡路島の土採取場の土場より発想しました。

割れにインパクトがあり、大胆で力強い印象もありますが、自然素材の「土」を使用することで重厚感が有り、空間を高級にしてくれます。

「土」は和のイメージも有る素材のため、高級な和食店、例えば寿司、割烹料理、懐石料理、料亭などのお店に合うデザインです。

「土壁」には湿気を取る性能もあえるため、デザインだけでなく、性能もピッタリ合うと思います。

土割れ壁気になる方はお問わせください。

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