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2022/08/01(月曜日)土壁の強化剤|土強(どきょう)の強度試験

下地を強化しないと下地から剥がれ落ちたら塗り直し工事が無駄に


 

剥がれ落ちてしまった土壁の補修のお問い合わせが急増しております。

ボロボロ取れる弱くなった土壁は取り除いて、残った土壁を固める為に浸透性の土壁強化剤「土強~どきょう~」を塗布して土壁強化を当社はおすすめしていますが、なかなか言葉では伝わりにくいので試験中の様子を紹介します。

 

こちらは外部で約半年間放置した見本です。

石膏ボード300角サイズ全体に中塗り土を塗り、下半分だけ土強を塗布していましたが、みごとに上半分だけ土壁が無くなっています。

しかも下地の石膏ボードも水でボロボロになって砕けてしまいボード表面の紙だけ残っています。石膏はもともと水に弱いので外部に放置すれば当然の結果ですが・・・

そんな中でも土強(どきょう)を塗布した箇所はきちんと中塗り土の原型を残しています。

 

土強(どきょう)は土壁どうしを強固に繋ぎ合わせ、土壁内部で水で溶け出すことがない、不溶性の無機物質を作り、土壁の強度を向上させる仕組みになっております。


この高い強度を土壁に出せるため、土壁補修におすすめしております。

2022/08/01(月曜日)荒壁土は特殊な練り方?!

土と藁すさを足で混ぜる!フミフミ!


 

古民家や伝統建築に使われる「小舞荒壁下地」。

小舞下地に塗る土壁は「荒壁土」になりますが、そんな荒壁の材料の練り方をご紹介!

 

荒壁土の練り方

 

荒壁の材料の土と藁すさをホームセンターなどでも販売している「練り船」を使って練ります。

荒壁土は、足で材料を踏んで練りしょう。

練る際は、裸足で練るのがおすすめ!

長靴だと脱げそうになり、練りにくいので裸足もしくは、田んぼ用の長靴でもOK。

施工前のポイント!

 

荒壁土を練った直後でも材料を塗ることは可能です。

ですが、練ってすぐ塗り付けをすると材料の藁すさがピンピン跳ねて、塗るのがかなり難しい。

なので長期間、材料を寝かせて置くのがポイント。

これを「腐り土」といいます。

長ければ半年ほど寝かせる場合もあり、色がだんだん変わります。

荒壁の施工の際は、これらの方法をぜひ、お試しください!

実際に荒壁土の練ってみた動画もアップしております。

2021/09/30(木曜日)中塗り土には、どんな土を使う?


中塗り土には、粘性の高い【淡路中塗り土】

 

「中塗り土」は、土だけではありません!

実は、中塗り土は土・砂・藁すさを配合した土壁を言います。

中塗り土の配合の目安としては、土(淡路中塗り土)・砂・藁すさをバケツを1杯ずつの容量比で1:1:1の割合です。

粘り気が多いと感じた場合は、砂を入れてお好みの粘度に調整しましょう!

昔から中塗り土は、荒壁下地に中塗り用として多く使用されてきました。

ですが、最近では中塗り土を仕上げとする「中塗り仕舞い」にもよく使われるようになりました。

淡路中塗り土とは?

【淡路中塗り土】は、淡路瓦としても知られている淡路土です。

特徴としては、やはり高い粘性で水持ちがよく、淡路島の良質な粘土が使用されています。

淡路中塗り土が配合された土壁【中土】

中土は、土・砂・すさが配合済み、水で練るだけですぐ使える中塗り土です。

ぜひ中塗り土の施工をお考えの方は、調合済みの【中土】をご利用ください!

 

土壁のことならお問い合わせください!

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