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「研究室!研究報告」の記事一覧

2020/06/26(金曜日)土壁補修を極める Vol.4 仕上げに漆喰(しっくい)が塗れるように・・・

古い土壁補修の現場は土塀・土蔵など大壁であることが多い


 

大壁(面積の広い壁)に塗り壁材を施工するとなると、心配なのはクラック(割れ)である。
特に乾燥収縮によるクラックは、塗る厚みと塗る面積が大きくなるほど発生リスクが高くなる。
大壁であることが多い土壁補修は、このリスクを軽減するため、不陸調整する【しっくいドカッと!】塗りの工程で、クラック防止用のネットを挟み込む。

大壁は仕上げ塗り工程の作業性上げないとより難しくなってしまう

 

塗る面積が広い大壁は仕上げ塗り作業をしていると、あちらは乾いてきたが、こちらはまだ乾いていないと乾きムラがでやすくなる。ましてや土壁補修の場合は、不陸調整するために塗り上げてきた厚みも壁一面で違いがあるため、なおさらである。この現象は仕上げ塗り作業の効率を下げるだけでなく、壁の強度にも影響がでてしまうおそれがある。
この現象を軽減するために下地材【漆喰ベース】を使用する。

≫下地材 漆喰ベースくわしくはこちら・・・

【漆喰ベース】を下地にすることで、水引ムラが無くなり一定になる。大きな面積の壁でも仕上げ塗り施工中の乾きムラを軽減することができ、作業効率もあがる。
仕上げ塗り漆喰(しっくい)を押さえ込みやすくなり、結果強度を上げることにもつながる。

 

2020/06/21(日曜日)土壁補修を極める Vol.3 仕上げに漆喰(しっくい)が塗れるように・・・

土壁強化をしっかり行ったら次は不陸調整

土壁補修はVol.2でも言ったが、凸凹とかなり不陸があり、調整するには塗り厚が厚くなる場合がほとんどである。
問題は厚く塗るとそれだけ塗った壁材の重量負担が下地にかかってしまうこと。
同じ材料である土、この場合は中塗り土になるが、中塗り土は厚く塗れるため、不陸調整には適した材料と言えるがデメリットもある。ひとつは骨材が砂のため、非常に重いこと。
もうひとつは塗ってから乾燥するまでの養生期間が長く、なかなか次の工程にすすめない。
昔のように土を塗ってから数か月養生し、それから次の工程に進む!なんてことは現代ではなかなかできない。非現実的である。

厚く塗れ且つ、軽量の塗り壁材が不陸調整には最適


そこで弊社がすすめるのが【しっくいドカッと!】である。問題になる重量は軽量化してあり、水よりも軽い。

さらに厚塗りしてもはやく乾燥するように、乾燥促進剤を配合している。

土壁のデメリット部分は解消できたが、【しっくいドカッと!】の良い部分はこれだけではない。そもそも土壁と漆喰なので、強度比較は言うまでも無くしっくいの方が高い。
また一度に塗ることができる施工厚も、中塗り土は約10㎜なのに対し、ドカッと!は約20㎜と倍の厚さまで可能にした。これでさらに不陸調整作業のスピードが上がる。

≫しっくいドカッと!くわしくはこちら・・・

【しっくいドカッと!】はこのような古い土壁補修を想定し、開発をすすめた製品になる。

vol.4へつづく・・・

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2020/06/12(金曜日)土壁補修を極める Vol.2 仕上げに漆喰(しっくい)が塗れるように・・・

現状の土壁を確認し撤去・清掃が終わったら次は強化

土壁の確認をし、撤去・清掃が終わり、乾燥させてから土壁の強化を行います。
土壁は厚みがあるため、表面だけではなく、内部まで浸透する強化剤が望ましい。基本的に樹脂(ボンド)は土壁より粒子が大きく、薄めても土壁内部へ浸透しにくい。なので表面だけしか強化できない場合が多い。
【土強(どきょう)】古い土壁に浸透して内部より固める超浸透性の土壁強化剤
そこで当社は樹脂(ボンド)では無い、溶剤の浸透性強化剤 土強(どきょう)をすすめている。
≫浸透性土壁強化剤 土強(どきょう)はこちら・・・
土強(どきょう)は写真のように浸透性も高く土壁奥深くまで浸透し、内部と表面両方の強度を高めてくれるため、土壁強化には適している。

土壁強化はこれから塗り上げていく下地になるため重要

現状の土壁強化に労力と費用をかけるのはこれから塗る下地になるためである。補修工事の場合、土壁の欠損、欠落が大きく、不陸調整を行うにあたり、塗り上げてくる壁材の塗り厚は厚くなることが多い。

塗り厚が厚くなればなるほど、重量は重くなり、その重量負担が下地の古い土壁にかかる。土壁強化を確実に行っていなければ、新しく塗り上げた壁材の重さに耐えられず、古い土壁部分から欠落してしまうこともあるため、土壁強化は非常に重要な作業になる。
古い土壁の強度を高め、塗り上げてきた作業が無駄にならないようにする。
≫近畿壁材の土壁補修マニュアルはこちら・・・

Vol.3つづく・・・

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