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「お勧め製品ご紹介!」の記事一覧

2021/06/25(金曜日)土壁の種類|中塗り土とは何?


中塗り土は、下塗りと上塗りの間に施工する土壁中塗り材です!

 

中塗り土の原材料は?

主に土・砂・藁すさからできています。

砂は、骨材としての役目があり、10㎜厚ほど塗厚で施工する中塗り土には欠かせません。

藁すさを入れることにより、乾燥後の割れを防ぎます。

中塗り土は、どこに使う?

この土と砂と藁すさでできた中塗り土は、昔からよく荒壁下地に使われてきました。

荒壁下地は厚塗り施工となっており、そのため表面に乾燥による割れや凹凸ができます。

この荒壁下地の乾燥後の割れを小さくし、表面の凸凹を平坦にするのが、中塗り土の役割です。この中塗り土で修正する作業を「大直し」と言います。

中塗り土を塗ることにより、下地が平滑になり、上塗りの漆喰(しっくい)がきれいに仕上がります。

他にも「中塗り仕舞い」と言う中塗り土を仕上げ材として使用することも最近では、増えてきました。

中塗り土の施工を考えている方は、土・砂・藁すさが配合された水で練るだけ使える【中土】ぜひ、お試しください!

 

2021/06/22(火曜日)乾燥がはやくて困る、夏に大活躍する内壁用下地材

 

下地材を変えるだけで塗り壁乾燥スピードを遅くするこができる!


 

今は毎年のように猛暑と言われています。暑い中の塗り壁作業は大変だと思いますが、夏場の塗り壁工事での問題がもうひとつあります。

 

そうです!気温が高いため、どうしても塗った壁材の乾燥スピードがはやくなることです。乾燥スピードがはやいと、著しく作業性が悪くなり、思うように作業がすすみません。

 

また、塗り壁の乾燥スピードはやいとこんな事が起こります。

一人で作業をはじめたとします。一通り塗る予定の壁面の塗り付けは終わったので、塗り始めたところから表面を整える作業をしていこう。整えるためコテをあててみたが、すでに塗り壁は乾燥して固くなっていてどうにもならない・・・

 

住宅の建築様式が変わり、内壁なら玄関部分が吹き抜けになっているなど、面積の広い壁がもはや当たり前の時代です。面積が広いという事は、当然塗る面積が広いので、なおさら乾燥スピードは重要になってきます。

 

だからこそ夏の塗り壁作業には下地材「ボードベース」をおすすめします。

 

 

この下地材の特長は・・・

①仕上げ塗り壁の水持ち(保水性)が良くなり、乾燥スピードを遅くできる

②水引きが安定し、ムラ乾きしない

③ビニールクロスの塗り替えにも使える強い接着力

 

■すでにご使用いただいているお客様の声

「夏場は漆喰だけじゃなく、珪藻土壁、土壁を塗る場合にも使っているよ。仕上げ塗りをする時、乾きがはやく、霧吹きで水をかけながら塗るのがあたりまえだったけど、この下地材に変えてから必要なくなりました。」

 

乾燥がはやくて困る夏にこそ使っていただきたい下地材です。

2021/06/12(土曜日)なぜ漆喰に海藻糊が使われる理由?!

海藻糊は、塗り壁の作業性がよくなる!!

 

漆喰や土壁に混入される海藻糊のことをご存知ですか?

塗り壁の海藻糊の役目は、材料に適度な粘性と、鏝作業による作業性や水持ちを向上させる効果があり、ゆっくり硬化する漆喰の初期硬化を補助する役目があります。

昔から日本の漆喰や塗り壁に使われていた海藻糊には、「角又」・「銀杏草」・「ふのり」が有名ですが近年安定供給されているのはほとんどが銀杏草です。

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海藻糊(銀杏草)の使い方

基本的に海藻糊は鍋で炊き、炊いてできた煮汁を使用します。

※練り樽に煮汁を入れて先に麻すさを入れ、水分を染みこませます。

そうすることによって麻すさがぴんぴんはねにくくなり、施工しやすくなります。

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漆喰に使われる海藻糊は、伝統的な工法で塗り壁の作業性を向上させます。

ぜひ、お試しください!

↓詳しい使い方動画はこちら↓

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