近畿壁材 | 壁に挟む「ネット」なぜ挟むの?
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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2022/06/16(木曜日)壁に挟む「ネット」なぜ挟むの?

 

ネットはクラック、割れ防止に使用します


ネット

最終仕上げ塗りを行う下地になる、モルタルなどに写真のようなネットを挟み込むことがあります。
ネットを挟み込むことによって、下地の割れを軽減するためです。

下地が割れてしまうと、当たり前ですがその上に塗る、仕上げ塗りにも割れが発生してしまいます。
「塗り壁は下地が命!」
昔から左官職人様達に言われているのもこれが一番の理由です。
大壁(塗り面積が広い壁)の場合は特に注意が必要です。ネットは必ず挟み込むようにしてください。

 

挟む時には注意も必要

 

挟み込む時注意したいのが、材料を覆うように伏せこむ、ネットが見えなくなるまで塗り隠すということです。

ネットは材料から水が抜けて乾燥していく過程での収縮に対して非常に有効で、表層に近ければそれだけ表面のクラック防止に役立つ優れものです。
しかし、ネットが表層から確認できる状態だと、ネットが水を吸わないため、仕上げ塗り材料との接着界面で剥がれてしまう可能性があります。

上塗り材料が樹脂などボンドが入った材料なら、接着力が高いのでそのリスクは低くなりますが、漆喰や土壁のような自然素材はそこまで接着力がないので、きっちりと伏せこみ、塗り隠すことが大事になります。


漆喰の強アルカリにも負けない、繊維そのものが耐アルカリ繊維のネットになっております。
また、当社のネットは繊維~製造まで国内生産をしており、海外製品に比べ、強度は高く、でも繊維は柔らかい特長があります。

クラック対策にぜひご利用ください。

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