左官材料はアイデアの宝庫!身の回りの様々なものを活用されてきました。
亀裂防止や剥落防止など左官職人のアイデアで日本の伝統建築は守られてきたんでしょうねぇ~
というわけで、そんなアイデアアイテムの一つ、【棕櫚皮(しゅろかわ)】のご紹介
そもそも棕櫚皮とは、
「(棕櫚、棕梠、椶櫚)ヤシ科の植物で「排水良好な土地を好み、乾湿、陰陽の土地条件を選ばず、耐火性、耐潮性も併せ持つ強健な樹種である。生育は遅く、管理が少なく済むため、手間がかからない。」
ようするに植物の皮です。
主な使い道は、やっぱりこの繊維を利用した割れ防止の寒冷紗です。
広げると網の目になるのでこの隙間に材料が入り込んで伏せこまれるわけですね。
ハサミやカッターで簡単にカットできるので根元の硬い部分はカット!
繊維が絡んでいる部分を広げ、網として壁に伏せ込みます。
十分に引っ張って網目を大きくして貼り付けますが、出来れば事前に四角く切っといたほうが段取りがよさそうですね。
実際引っ張ってもあんまり網目が大きくならないですね・・・・
現在では使いやすい寒冷紗があるのであまり使うことが無いかもしれませんが、こだわりの壁には良いかも。
棕櫚(しゅろ)皮は下記からご購入いただけます