住宅リフォームでビニールクロスに漆喰を塗ろうとお考えの方は?
漆喰専用下地材「ボードベース」はビニールクロスリフォームに利用できる商品で、ビニールクロスの上に「ボードベース」を塗り、乾燥すれば仕上げ漆喰塗りができる人気商品です。
しかし、塗り替えの下地になるビニールクロスの状態があまりよくないと、せっかくきれいに漆喰壁を仕上げても下地クロス部分からすぐ剥がれてくる可能性があるからです。そこでこの度はビニールクロスの状態を判断する上での施工ポイントをご説明したいと思います。
■ポイント①:水性ペンを利用して、ビニールクロスなのかを判断する
下地材「ボードベース」を利用した塗り替えリフォームはビニールクロスの場合です。残念ながら紙クロスには施工できません。そこでビニールクロスなのかどうかを事前に確認しておく必要があります。
水性ペンでクロスに軽く落書きをし、水を含ませしぼったタオルなどで拭き取ります。落書きがすぐ消える場合はビニールクロスと判断します。紙クロスの場合は水性ペンでもインクを吸いこむため、簡単に取れません。
■ポイント②:ビニールクロスにはまず「島かべプライマー」を塗り乾燥させる
「島かべプライマー」を塗ることで、ビニールクロスの接着糊が弱くなっている部分が水分でプクッとふくれてきます。ふくれてきた部分はカッタ―などで切り取り、切取り部分周囲のタッカ―止めやジョイントネット貼りなどの処理が必要になり、事前の下地処理ができます。
ビニールクロスの接着状態は表面からの目視で全てを判断できない事も多いので島かべプライマーを利用するという訳です。