土間三和土(たたき)に「にがり」が欠かせな理由! |
『土』と『石灰』と『にがり』の3つの素材を混ぜ叩き締めて作るからだと考えられております。
その中の原料の一つ、にがりについて・・・にがりは何のために混ぜるのでしょうか?
そもそも『にがり』とは?
海水から塩を製造する際に出来る塩化マグネシウムを主成分とした食品添加物です。
塩を作る過程で先に塩化ナトリウムが結晶化し塩になり、残りの部分がにがりですね!
にがりは主に豆乳から豆腐を作る際の凝固剤として一般的には知られています。
当社の【天然にがり】は、地元淡路島の海水から抽出した「にがり」です。
土間たたきににがりを入れる3つ理由
その①
増粘性があり練った物が分離しにくいので、叩くことにより締まりやすい。
たたきは叩き締めて強度を出すので、締まりやすい方が強度が出ます。
その②
吸湿性があり、三和土の表面劣化が少ない。
三和土は表面が乾燥してしまうとボロボロになってしまいますが、にがりは湿気を呼び込んで劣化を防ぐ役割があります。お店や食卓に置いてある食塩が密封しておかないとカチカチになるのと同じ原理です。
その③
凍結温度が低く、再凍結しにくく凍害に強い。
水は0度で凍りますが、にがりや食塩水は0度では凍らず凝固点(凍る温度)が0度以下になり凍結しにくくなります。
三和土には欠かすことのできない『にがり』ご理解頂けましたか?
以上のような理由でたたきにはにがりがかかせない原料となります。
当社のたたき用の「天然にがり」と「たたき用の消石灰(配合材)」と「たたき用の土」がセットになった重吉たたきがございます。
土間たたきの施工には是非、【重吉たたき】をお試しください!
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