「近畿壁材のボードベースや漆喰ベースあるのに・・・島かべ砂漆喰必要ですか?」
島かべ砂漆喰の必要性感じないんですが・・・
上塗り島かべしっくいの中塗りに使うと言われている島かべ砂漆喰、最近では内壁、外壁関係なく漆喰専用下地材がり、またそれらの製品の性能が良いから砂漆喰の必要感じないですよね~
というご意見も聞かれますが、実は弊社が今回の「島かべしっくい」シリーズで一番心血を注いだのが「島かべ砂漆喰」なんです!
≫一度使ってほしい!今までにない最高の出来になった島かべ砂漆喰
島かべ砂漆喰の役割・・・
実は、古い建物でも書院や民家などの古い漆喰の現場ではあまり使われていなかった砂漆喰。
土蔵や土塀、城郭などには多く見られますが、一般的には使われる事が少なかった?
その理由には、やはり石灰が高価であったことから沢山使えないことや、また安価な土壁を下地にすることで、真っすぐな下地が出来るので砂漆喰の必要がないこなどが想像できます。
というわけで、一番の大きな役割は、「不陸調整のための厚付け」と「下地の水持ち(吸水調整)」と考えられます。
不陸調整とは、下地(下塗り)の凸凹を真直ぐにする工程で、通常の漆喰では薄塗り用で、厚く塗ると割れてしまいます。
よって、漆喰内部に砂を入れ、スサも大きくて硬く長いものを入れ、鏝滑りや作業性を向上させ3㎜~5㎜ぐらいの厚塗りに耐えられる漆喰にすることで、下地の凸凹を真直ぐにできます。
また、土蔵や土塀、城郭などの強固で真直ぐなそして何より大壁を作るには、下地の土壁に薄く漆喰を塗るよりも、砂漆喰を塗り保水性を高めたほうが作業性も向上すると考えられます。
島かべ砂漆喰の役割は、
① 島かべ砂漆喰は、厚く塗れ下地の不陸調整が出来る。
② 島かべ砂漆喰は、保水性に優れ、追い掛けするにも便利で大壁を塗るときに便利である。
と考えられます。
「砂漆喰」は最近なぜ使われないの?
理由はたくさんありますが、やはり建築様式が変わり、下地が良くなっていることと、モルタルの進化でしょうね。
内壁ならラスボードからプラスターボードへ、外壁なら砂モルタルから軽量モルタル、ボード系下地へ
下地が変わり、塗り壁でも下塗り材を厚く塗る必要が無くなってますからね。
特に、以前は内装の下地と言えばラスボードへの石膏プラスター!
石膏プラスター8㎜塗りともなるとなかなか真直ぐに仕上げるの難しい。またすごく吸水するので直接漆喰が塗れないなど、
そんな理由で砂漆喰(中塗り漆喰)を塗ることが多かったと思います。
また、外部のモルタルでも砂モルタルは塗りにくく、真っすぐ塗るのが難しいこともあって、砂漆喰で平滑(フラット)な下地を作るなんてこともありました。
最近では、モルタルの性能も良くなって、定規使わなくても真っすぐ塗れますからね。
もちろん、外壁のパターン仕上げなどもブームですから、そんなに下塗りの精度上げなくてもいいみたいですね。
ただ、工期とコストで近年は左官材料の技術革新もあり真っすぐな下地に薄塗りで仕上げることが多くなり、不陸調整の必要性が無くなってきているのが大きな理由でしょうね。
以前は、ぶろくっく下地などの目地が出る下地などにも、写真のように砂漆喰を1cm程度塗って漆喰を仕上げる現場も多くありました。
※現在は推奨してません!
≫詳しくは、弊社HPの下地別施工要領をご覧ください。
じゃぁ島かべ砂漆喰は必要ないの?
必要ですね!
島かべ砂漆喰を使う理由!
理由その1
土壁とモルタル相性が良くない!
最近では、土壁に直接モルタルを塗るなんてことも多くありますが、土とモルタルの愛称は良くありません。土蔵の補修や土塀の補修などで土壁の不陸を直すのに砂漆喰が必要です。
理由その2
漆喰が美しく仕上がります!
砂漆喰で真っすぐな下地が出来るからこそ、上塗りの漆喰が美しく仕上がります。何事も下地が大事!
理由その3
雨に強く、カビが生えにくい壁になります!
砂漆喰を塗ることで、下塗りのモルタルや土壁に水が回りにくくなります。その為、カビの原因となる水分(壁)の乾燥が早くなりカビが生えにくくなります。
優れた下地材が多くある中、皆さんもあえて島かべ砂漆喰を使ってみては如何でしょう!
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