近畿壁材 | 土壁補修を極める Vol.2 仕上げに漆喰(しっくい)が塗れるように・・・
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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2020/06/12(金曜日)土壁補修を極める Vol.2 仕上げに漆喰(しっくい)が塗れるように・・・

現状の土壁を確認し撤去・清掃が終わったら次は強化

土壁の確認をし、撤去・清掃が終わり、乾燥させてから土壁の強化を行います。
土壁は厚みがあるため、表面だけではなく、内部まで浸透する強化剤が望ましい。基本的に樹脂(ボンド)は土壁より粒子が大きく、薄めても土壁内部へ浸透しにくい。なので表面だけしか強化できない場合が多い。
【土強(どきょう)】古い土壁に浸透して内部より固める超浸透性の土壁強化剤
そこで当社は樹脂(ボンド)では無い、溶剤の浸透性強化剤 土強(どきょう)をすすめている。
≫浸透性土壁強化剤 土強(どきょう)はこちら・・・
土強(どきょう)は写真のように浸透性も高く土壁奥深くまで浸透し、内部と表面両方の強度を高めてくれるため、土壁強化には適している。

土壁強化はこれから塗り上げていく下地になるため重要

現状の土壁強化に労力と費用をかけるのはこれから塗る下地になるためである。補修工事の場合、土壁の欠損、欠落が大きく、不陸調整を行うにあたり、塗り上げてくる壁材の塗り厚は厚くなることが多い。

塗り厚が厚くなればなるほど、重量は重くなり、その重量負担が下地の古い土壁にかかる。土壁強化を確実に行っていなければ、新しく塗り上げた壁材の重さに耐えられず、古い土壁部分から欠落してしまうこともあるため、土壁強化は非常に重要な作業になる。
古い土壁の強度を高め、塗り上げてきた作業が無駄にならないようにする。
≫近畿壁材の土壁補修マニュアルはこちら・・・

Vol.3つづく・・・

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