伝統工法を教会に採用することで「和」も感じる空間に
オーダーの依頼いただいたのは建築デザイナー様。デザイナー様は東京都内の教会リニューアル工事を手掛けており、土間・床材でお悩みでした。
コンセプトは「教会だが日本らしさも伝わる空間」。そのコンセプトを実現するため、仲の良い、お知り合いのデザイナー様に相談したそうです。
そのご相談したデザイナー様が、以前当社でオーダー床材を依頼し、採用していただいた方で、当社を紹介するとともに、オーダー床材を採用した現場見学もすすめてくださり、まずは現場見学に行ってきたそうです。
現場を見て、仕上りのデザインや色合いが、自分のコンセプトを実現するための床材としてピッタリだったため、全く同じ仕様でご注文いただきました。
やさしく、淡い色味に仕上がる色出し試験
この度は以前のオーダーと全く同じ仕様でご注文いただいため、すでにレシピは有り、開発・研究はしなくてよかったのですが、以前ご採用に至るまでに苦労したのが色出し試験です。
色へのこだわりがかなり強いオーナー様でしたので、色の濃淡と色のトーンについて何度も改善要求があり、ご納得いただくまで、サンプルを提出しました。
最終的にご納得いただいたの下記画像の色合いで、この画像は今回の現場の完成写真になります。
教会の洋と、日本の伝統工法「土間たたき」の和がみごとに調和し、日本独自の教会の雰囲気、いわゆるこの度のコンセプトの実現がなされています。
当社では壁材や床材で、お客様の建築イメージ、コンセプト、ニーズに合う空間デザインをご提案をしております。
多彩な空間を彩る壁や床の質感、表情をゼロから開発し、形にします。
「こんな感じにしたい」「こんな風にならないかな」「こんな仕上がりになれば実現できるかも」などがあればご相談ください。