近畿壁材 | 版築土塀とは!|版築塀の材料をご提案!施工中現場を見学!
MENUメニュー

匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2021/04/30(金曜日)版築土塀とは!|版築塀の材料をご提案!施工中現場を見学!

版築土塀をご存じですか?そんな版築土塀の材料お探しの方はご相談下さい!


昔ながらの土と石灰とにがりを使った版築土塀!

当社の淡路配合真砂土天然にがりをご使用いただいている版築施工現場へお伺いしました。

版築とは、コンクリートのような型枠に土を突き固めた工法で、主として土塀に多く利用されます。

一定の間隔で積み上げ所定の高さまで突き上げていき塀の下地にしていき土壁や漆喰壁を塗っていく工法で、土と石灰と天然にがりを利用した土間たたき同様、セメントの無い時代より続く伝統工法です。コンクリートや、セメントブロックが主流となり、版築工法はほとんど見ることが出来なくなりましたが、土の持つ自然な風合いと、地層のように積み上げられた模様が独特で、店舗や住宅の外壁などにも近年は使われるようになってきました。

小学校の改修工事に版築塀が採用!

よく世間に知られているのは社寺建築の外周土塀が有名です。

しかし、この度の現場は非常にめずらしい小学校の改修工事で採用されました。私も長年この業界にいますが、小学校での版築はさすがにはじめてです。施工される職人様ももちろんはじめてと言うことで施工前からご相談をいただき、試行錯誤しながら入念に試験施工などを経て本日の施工に至っております。

20170908_100133 20170908_093138 20170908_091324 20170908_094100

お伺いした日は施工最終日でしたので、お1人で施工していました。ただ最終日に至るまでにはもちろん複数の職人様が現場に入られていて、職人様方で「もっとこうすればいいな」「こうすればスムーズにきれいになる」などと実際施工してはじめて分かることも多かったそうです。

あと職人様方や現場監督様のお言葉で印象深く残ったのが「試作を何度もつくり版築の仕上りを見たけど本物の土を使った版築は重厚感、土の素材感がすごく、これは鏝塗りの材料では出せないでしょうね」とも言っていました。伝統工法なので作業手間はかかりますが、その分得られるものもやはりあると言う事なのでしょうね。職人様方本当にお疲れさまでした。型枠をはずした迫力がある版築の完成写真楽しみにお待ちしております。

版築土塀についてのご質問、お問い合わせは!

匠に役立つ塗り壁ブログ

CATEGORYカテゴリー

ARCHIVE月別アーカイブ