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日本の土塀
版築土塀とは何か・・・古くて新しいかっこいい土塀!
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版築土塀(はんちくどべい)
版築土塀とは、古い土塀の工法で土と石灰やセメントを混ぜた材料を積み上げ土塀にする工法です。
通常はその上に土壁や漆喰壁を塗って仕上げるため中は見えない下地としての工法ですが、時間がたって上塗りが剥がれた土塀の中から版築模様が出てくるとその構造を見ることができます。
コンクリートのような型枠に土を突き固めた工法で、主として土塀に多く利用されます。一定の間隔で積み上げ所定の高さまで突き上げていき、土と石灰と天然にがりを利用した土間たたき同様、セメントの無い時代より続く伝統工法です。
近年はコンクリートや、セメントブロックが主流となり、版築工法はほとんど見ることが出来なくなりましたが、デザイン性が良いことから現代風に見直されてきました。
古い社寺建築の土塀などに多く見られますが、最近ではその地層風の仕上げをデザインとして、店舗や住宅内部などにも使われるようになってきました。
庭のデザインにも重宝され、造園屋さんなどからの問い合わせも増えています。
版築土塀は、何からできているの?
主成分は、「土」当社では淡路配合真砂土に砂利や砂を配合したものを主に使っています。
土間たたきなどに使われる土と同じもので良いと思いますが、少し砂利が大きくても大丈夫です。
土を固める役割で、昔は石灰、今はセメントを使います。やはり土塀ですから、地震などで崩れたり、倒壊したりするのも怖いですから、最近は弊社ではセメントをお勧めしています。
ただ、セメントは土を長期間固める事が出来ないので、土を少量のセメントで固める事ができる「真砂コン液」を使います。
版築土塀の施工動画はこちら・・・
真砂コン液を使った版築土塀の工法に関する動画です。
版築土塀についてもっと知りたい!
お役に立つかわかりませんが、版築土塀の記事をまとめたのでご覧ください。
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