伝統的なパラリ壁とは?
古い文献や文化財などの改修によく登場する漆喰壁の工法の一つに「パラリ壁」があります。
紙すさを使った伝統的な工法で、表面がブツブツ、ザラザラした仕上げです。
詳しい配合や工法は大変難しい仕上げなので、詳細は省きますが、漆喰に混入されている繊維、すさが麻すさでは無く、紙すさで出来ている物です。
文献などを見ると、急なお客様などに対応する、取り急ぎ塗られるような仕上げとも書かれているので、本来の漆喰のように押えてフラットにするのではなく、塗りっぱなして意匠にしたデザインですね。
なぜ?紙すさの漆喰なのかは不明ですが、「パラリ」と名付けた方はいったい誰なんでしょうね?ほんと不思議・・・
パラリ壁をやってみたい方はお問い合わせください。