6/16に社団法人 全国古民家再生協会が行う近畿大会が淡路島で開催されました。
漆喰と土壁の弊社は古民家に使用する材料も多く取り扱うので勉強の為に参加させていただきました。
ポスター.pdf
会場となったのは、第4回の再築大賞(林野庁長官賞)に輝いた「ついどはん」という施設です。
築100年を超える民家が洲本市に寄付され、建築を学ぶ学生が中心となり設計士、施工管理者、大工等のプロの指導を受け1年半かけ母屋、長屋、蔵の3つをリノベーションした物件になります。
ちなみに「ついどはん」とは「辻堂さん」を地元の呼び方で変形していったものだそうです。
学生代表の方から、古民家再生にあたっての経緯や作業の上での大変なことを丁寧に講習して頂きました。
学生のうちから本物の建築に携わり彼らがプロになった際に必ずこの経験が活きてくるのではないかと確信しました。
内装の壁は砂漆喰に藁スサを入れ、パターンで塗られていました。勿論指導の元、学生が施工しています。
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展示品の奥の壁は淡路島の土を使った土壁でレリーフ(模様付け)が行われています。
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蔵は珍しいガラス張りです。
採光の面と内部のライトアップによって地域のシンボル的な意味合いだそうです。
夜にも見たかったです(泣)
こうして実際の現場において見たこと、感じたことを弊社も商品、サービスに活かしたいと思います。
他2施設を訪問させて頂きましたが、それは又の機会にご報告します。