近畿壁材 | 【淡路島と土壁を考える特別号】環境不可の少ない土壁の可能性は?SDGsが問われる今こそ日本の伝統土壁をあらためて考える。
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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2023/09/02(土曜日)【淡路島と土壁を考える特別号】環境不可の少ない土壁の可能性は?SDGsが問われる今こそ日本の伝統土壁をあらためて考える。

大正元年創業の土屋が考える、土壁の次

現代建築と日本の伝統技術の融合、土壁をこれからの時代に必要な素材にしていくために


❏ 土壁はオワコンか?

「なんか和風・・・」「ばあちゃん家にあったよね・・・」「ボロボロする・・・」
そんなイメージで最近ではほとんど見ることのできなくなってきた土壁、もう土壁は現代建築には不要か
1500年以上の歴史ある土壁がこの令和の時代になくしてしまうという結論を私たちの時代に決断していいのか

いえいえ、土壁こそ未来の環境問題を解決する、サスティナブルな建材ではないか。
土壁・・・いや、淡路島の大地の魅力を土壁に込めて、エコでサスティナブルな土壁を提供する
私たちは、始まりの島淡路島の大地の恵みを販売して110年、”土壁の次”として【地文(じもん)】をスタートさせる

❏ 淡路島の土と、土の産業

淡路島は海があり、山があり、川がある自然豊かな島
そんな淡路島で創業して110年、私たちは土屋としてこの大地の恵み土を販売してきた。
なぜか?・・・淡路島では良質な土がたくさん採れる。そんなことから淡路島には土を使った産業が多くある

有名なのは淡路瓦、瓦はもちろん土を焼いて作る、また大手メーカーのタイル工場もあるし、陶芸家の移住も多く窯元もある

そんな淡路島の土を「土壁」として100年以上売り続けてきた、これからの未来に向け、これらの地域資源を活かした日本の伝統を守るにはどうすればいいのか

❏「地文(じもん)」お客様にお届けする土壁の次

地文とは、淡路島の自然が作り出す、大地の紋様
山肌から露出する地層、冬には荒れる海原、川や滝そのような自然が織り成す自然のありさま
その美しくもあらあらしく、同じものが2つとしてない自然が織りなす大自然のテクスチャ−

私たちは、この110年の経験と実績で淡路島の大地から、この人を幸せにするデザイン作りを行う
日本の伝統の土壁でありながら、今までに見たことがない、そんな土壁の次それが私たちの作る「地文」

❏ 地文で創る未来

環境問題に対する取り組みを行うことは、私たち地方の中小企業にも課せられた使命
ただ、大企業とは違い、できること小さなことからコツコツと、と言ったところだろうか・・・
そんな小さなことではあるが、地文にできることはある
建築現場でのゴミ削減、製造時、施工時のCO2排出量の削減、リサイクルなど
地文を通じて解決すべき未来への問題に挑戦する

❏ 土壁3.0へ、それが地文

土壁には飛鳥寺や法隆寺にも使われていた、長い歴史と伝統がある
その小舞土壁として続いてきた日本の土壁文化が1.0だとすれば、高度成長時休息に増えてきた石膏ボードに塗られてきた薄塗りの聚楽壁などから始まり珪藻土などが2.0だとすれば、私たちが取り組む地文は「土壁3.0」
1500年の期間をかけてバージョンアップする土壁3.0にご期待下さい。

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