フランスの田舎町にあったベーカリーを表現
カスタムメイドの依頼をいただいたのはベーカリーオーナー様。ご経験を積つんだオーナー様は、独立してご自身のお店を出店するにあたり、パンの本場フランスへ足を運び、販売する商品のアイデア探しをしたそうです。
その時商品のアイデアだけでなく、歴史あるフランスの街並みに溶け込んだお店の外観がすばらしいと心を打たれ、ご自身のお店もこんな雰囲気にできればと想ったそうです。
ですので、この度の依頼コンセプトは「歴史ある街並みに溶け込んだような外観のベーカリー」です。
このような依頼を受け開発・研究を始めました。
欧州で使われていた施工方法(塗り方)で仕上がりを表現
「歴史ある街並み」いわゆるレトロ感を出すには、実際にフランスなど欧州で施工されいていた塗り壁の技法で再現するのが、リアルに表現できるとの結論になり、仕上がりテクスチャはある絞ることができました。
しかし、施工方法が確定しても力の加え方しだいで、仕上がりは上品な感じにも力強い感じにもなるので、どちらのサンプルも作成し、オーナー様に見ていただくことにしました。
外部施工の色が濃い塗り壁は色ムラ対策が難題
研究・開発で大変だったのは、カラーと外部の耐久性と変色対策のバランスでした。
オーナー様ご指定のカラーはかなり濃い色でした。濃い色の壁材を雨が当たる外部でも耐えうるだけの耐久性にし、雨(水分)による色ムラ、色ボケが出ないようにする必要があるためです。
特に色ムラ、色ボケは濃いカラーの時ほど、発生した時目立つため、かなり苦労しました。
そんな難題をクリアし、開発した塗り壁材でサンプルを作成、提出し、オーナー様より採用決定をいただいたデザインが下記になります。
このデザイン壁で施工したイメージが下記になります。
当社では淡路島の「土」を素材にした壁材や床材で、お客様の建築イメージ、コンセプト、ニーズに合う空間デザインをご提案をしております。
多彩な空間を彩る壁や床の質感、表情をゼロから開発し、形にします。
「こんな感じにしたい」「こんな風にならないかな」「こんな材料、仕上がりになれば実現できるかも」などがあればご相談ください。