近畿壁材 | 伝統の土間材|三和土(たたき)とは?
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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2021/07/31(土曜日)伝統の土間材|三和土(たたき)とは?

「土」「消石灰」「にがり」の3つの材料からできた土間材。


 

たたきは、土と消石灰とにがりを混ぜ合わせ、土間材としてカチカチに固める工法です。

セメントの無い時代より続く工法で、住宅の基礎や井戸の枠、用水路などにも使われます。

そんな三和土は、主に土間に使われることにより、古民家の犬走や土間など多く用いられてきました。

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三和土の読み方!

漢字で書くと「三和土」・・・当て字でしょうね!

「土」と「消石灰」と「天然にがり」の3つの素材を合せて、「三和土」さんわ⇒たたきとなったという説もあります。

ここがポイント!

施工後は、セメントとは違う柔らかい感触と、長年使用することにより現れる苔なども実に風流で、独特の味わいを持っていることから茶室を使う茶人にも親しまれています。

施工は表面をたたき締める為、乾燥収縮による割れなども比較的少なくなります。

仕上げのバリエーションも豊富で、犬走には沓脱石や、鉄平石などを敷き、化粧用の砂利の配列や、洗い出しなど好みに応じた仕上げが出来るのも大きな特徴です。

伝統的な工法をそのままに、味わいのある三和土【重吉たたき】をぜひお試しください。

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