本物の屋根しっくいの作り方
タイトルは、屋根しっくいですが、現場はお寺の「漆喰壁」。ちょうどお寺の改修工事で材料についての相談で現場を見せて頂きました。
古い漆喰を剥がしての漆喰改修中で、下地は小舞荒壁下地を改修中、ちょうど塗りあがった面があったので見せて頂きました。
漆喰の改修とは思えない美しい仕上がり、土中塗り下地に砂漆喰をして、上塗り漆喰仕上げだそうです。
「島かべしっくい」はもちろん白ですが・・・改修工事なので、油と炊き糊を入れて少し色を変えたそうです。
あんまりピカピカにせず良い感じです。
足場の下ではちょうど屋根屋さんが屋根しっくいを練っていました!
大きなお寺で大量に使うので凄い量です。
実は本漆喰の屋根しっくいは「島かべ砂漆喰」でつくれます。
つくり方は簡単!「島かべ砂漆喰」に「島かべ油」を入れて水で練るだけです。
+
練り加減、練り固さは屋根しっくい用としてお好みの固さに調整してください。
おすすめは壁に塗る場合よりも少し固め!理由は屋根は傾斜があるため、やわらかいとタレてしまうからです。
壁の漆喰も屋根のしっくいも、日本の伝統文化!本物はいいですね。
当社もこれらも本物を絶やさぬよう頑張ります。