前回のブログでもご紹介させていただいたこだわりの伝統建築をなさっている工務店、愛媛県今治市の小林建工様。専務様がわざわざ施主様にかけ合ってくださり、ご厚意で一般住宅の現場も見せていただくことになりました。ありがとうございます。
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こちらの住宅もお寺の現場同様、古代漆喰上塗用で仕上げていただいております。木に自然塗料で黒く色を付けており、漆喰の白とよく合いますね。それにしても小林建工様がご使用している木材はすごいですね!これだけりっぱな木材はなかなか一般住宅の新築現場では拝見しません。こだわりがこんな部分からもうかがえます。
もちろん下地は木舞荒壁です。完成現場なので施主様がお住まいになられていましたが、施主様も大変満足しているとおしゃっていました。その証拠に実はお隣に施主様のお父様、お母様の住宅を現在新築で小林建工様が手掛けております。やはり下地は木舞荒壁!小林様にとっては当たり前なのでしょうが、住宅の新築現場では本当に見る機会が少なくなっております。
施主様とお話させていただいた時に木と土と漆喰の家を選んだ理由をお聞きしました。奥様しかいなかったのですが、ご主人様が非常にこだわりがある方で小林建工様にお願いする事になったそうです。また、以前は社宅にお住まいになられていたそうですが、洗濯物を室内に干した時嫌なにおいがしていたそうです。それがこちらにお住まいになられてからはしなくなったとおしゃっていました。あとクロスのように10年ぐらいで貼り替えなどのメンテナンスがいらないのが良いとも言っていました。
日本の気候風土に合った先人の方たちが考えた日本の伝統建築。工期はたしかに現代工法に比べ長くかかりますが、お住まいになられる方にやすらぎやメリットがたくさんある住宅になるんだなぁとあらためて感じることができました。小林建工様ありがとうございました。
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