富山県の五箇山と岐阜県の白川郷には有名な合掌造りの建物の集落があります。
世界遺産にもなっているこの地域に機会があれば訪れてみたいとは思っていましたが、冬は豪雪地帯だったりとかなりの山間部なのでパッと行ける距離ではないので断念していました。
ただ東海地方と北陸の富山県を結ぶ東海北陸道が出来、格段に便利になりましたので富山から滋賀に向かう途中に立ち寄ってみました。
初めて生で見る茅葺屋根の合掌造りの建物は思ったより大きく、豪雪地帯ならではの知恵と工夫が随所になされていて勉強になりました。
火災の関係で新たに茅葺で新築するのは難しいそうですが、現存している建物は何十年かに一度、全て屋根を葺き替えたり、一年のうちに数回メンテナンスをして維持しているそうです。
富山県では茅葺の原料のススキや葦でこまい下地の竹の代わりをする工法もあり、自然素材で応用を利かしながら「住」を追求した先人の偉大さに感激致しました。