ただいま施工真っ最中の文化財現場へ行ってきました。
あれだけボロボロなっていた土塀がここまで見事に修復されております。
まず既存の古い土壁の弱い部分を全て除去し、それから浸透性土壁強化剤「土強」噴霧にて古い土壁を強化し、落とした古い古土と新しい中土を混ぜた土で不陸調整、乾燥後「島かべ砂漆喰」を塗った段階です。
これからいよいよ仕上げ上塗り工程に入っていきますが完成が非常に楽しみです。
このような文化財修復現場に弊社の商品が採用されているのももちろん嬉しい限りですが、文化財の補修には材料はもとより左官様の確かな経験と技術が必要になってきます。若い左官様にもこのような現場をご経験いただき、伝統技術を継承してもらいたいですね。
完成したらまたみなさまにご報告させていただきます。