以前ブログでもご紹介させていただいた古民家再生の現場が始まり、もうすぐなまこ壁を直すところとお聞きしたので現場へ行ってきました。
実は改修前にこちらの現場視察後も元請け様や販売代理店様よりなまこ壁の施工方法やどのような材料が必要なのか等何度もやりとりし、私も勝手ながら心配しておりました。
元請け様も伝統工法なので施工をお願いする左官様がやった事が無いと言われる可能性があるとの思いからある程度説明ができるようにとのお気持ちがあったようです。
ところが実際訪問してみるとお歳は若い左官様なのですが、昔の施工法どおりに下地作りをしており、いらぬ心配でした。左官様にお話をお伺いすると「独立前、腕利きと評判の親方の元で修行させてもらったので何度かしたことあるんです。もちろん久しぶりなんですが」とのこと。
すばらしい親方です!まさしく伝統工法の継承ですね。親方ももちろんそれに答えたお弟子さんもすばらしい!
このような伝統工法による改修現場は無くなる事はないので是非この度お会いした左官様のように若い世代の方に継承していただきたいです。