いつも弊社をご愛好いただいています工務店様よりご連絡いただき、鳥取県の湯梨浜町にある文化財「尾崎氏庭園」の外塀改修現場へ現状の状態確認と施工工程案を考える為行ってきました。
上塗り漆喰は浮き剥がれがひどかった為、すべて落としていただいていて、問題は下地土部分をどこまで落としどこから補修していくのか?という事でした。
工務店様、左官様と相談しながら風化してボロボロしている中塗り土部分は全て落とし、しっかりしている荒壁土部分は残して荒壁土部分に強化液噴霧してから各工程順に補修する方向で決まりました。
もちろん文化財ですので落とした古い中塗り土は取り置きし、補修時に新しい土と混ぜなければならないので土場確保等も準備万全の現場でした。
この度は外塀だけの改修ですが、あと5年ほどかけて本宅、母屋と全て改修するそうです。