近畿壁材 | 漆喰が割れる主な原因とは?
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2022/07/21(木曜日)漆喰が割れる主な原因とは?

漆喰のヒビ割れ(クラック)の主な原因

漆喰の割れ(クラック)はどうして起きるのか?あたらめて調べてみました。

当社にお問わせいただいた中で集計した結果、特に「割れ」の原因として多かったもの、3つご紹介したいと思います。

 

1つ目は「乾燥収縮」によるひび割れです。
施工面積が広い壁や、漆喰を厚く塗りすぎてしまった場合に発生しやすくなります。
面積の広い大壁に少人数で施工すると、作業スピードが間に合わず、漆喰が乾燥してしまいます。
乾燥を遅くするため、塗り厚を厚くしてしまいがちになり、結果「乾燥収縮」が大きくなって割れてしまいます。

対策としては、大壁施工時は仕事が忙しくならないよう人手を確保する。また、下地には漆喰専用品「漆喰ベース」「ボードベース」を利用し、水引調整をしっかりしておくなどが有効です。

 

2つ目は「ドライアウト」急激乾燥によるひび割れです。
乾燥がはやくなる夏場の施工や、石膏プラスターやモルタルなど吸水性の高い下地に十分な吸水調整を行わず施工した場合に発生します。
対策としては夏場はシートなどで養生し、直射日光を避ける。また、吸水性の高い下地などには水引調整力の高い「漆喰ベース」「ボードベース」各下地材を使用するなどが効果的です。

 

■漆喰を塗りやすくなる下地くわしくはこちら・・・

 

3つ目は建物の躯体からくる「構造亀裂」です。
左官工事では防ぐことができない割れで、躯体が動くと漆喰はその動きに追随できないため割れます。
現代には躯体が動いても割れないよう、曲げ強度を高めた、弾性系仕上げ材もありますが、漆喰は弾性が無い仕上げ材のため割れます。
対策としては躯体が動かないようにするということになります。一例になりますが、内部で圧倒的に使用率の高い石膏ボードで少しご紹介します。
石膏ボードは厚み12.5ミリ品を使用し、二重貼りにする。また、ボードを止めるビスの間隔は200ミリ以内で止める。などが有効になります。

 

この度は割れの原因として多い3つをご紹介させていただきましたが、その他原因にも凍て(凍害)、地震などによる振動などさまざまあります。

しかし、この主な原因の3つを知った上で対策をしていただければ漆喰の割れが減るかも!?

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