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お客様からのお問合せ!
「柱際の塗り壁が剥がれ、土壁が落ちて隙間が空いている場合」の補修一例
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お客様からお問合せ頂き、お写真を頂戴しましたのでこれを使用してご案内致します。
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土壁が弱って、ボロボロしている場合は土壁を固める必要があります。
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まずは、柱や床などを汚さないようにマスキングテープなどで養生してください。
① 白い部分の上塗り浮いている部分を除去します。
亀裂が入っているので、亀裂周辺は浮いていると思います。
ヘラ等で剥がせば剥がれますが、あまり強くやるとどこまでも剥がれるので要注意!
下図のように土壁が露出します。
② 下地の土壁を固める意味も含め、「土強」や「土壁表面強化剤」を刷毛等で塗ります!
狭い場所や、奥の方は細い刷毛や噴霧などで行います。
>土壁内部まで浸透し中と外を固める古い土壁強化剤「土強(どきょう)」
Or
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どちらも塗った後は乾燥させて下さい。2時間から4時間以上!
③土壁補強が終わったら、隙間を埋めます。
市販のパテやセメント、石膏などでももちろん埋めることができますが、今回は「土壁」「漆喰壁」を使います。
鏝でもOKですが難しい場合は、手で詰め込んで下さい!
「土壁」を使う場合は、既調合中塗り土「中土(なかつ)」を使います!
「漆喰」を使う場合は、厚塗りができる砂しっくい!「ドカッと!」が便利です!
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④ 上塗り仕上げ材を塗る前にもう一度土壁の表面を強化しておくと良いでしょう!
最終塗る上塗りが塗りやすくなります。
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⑤ 上塗りを塗って完成!
上塗りを塗って完成ですが、どうしても新しい所と古い所の塗り継ぎは目立ってしまいます。
乾燥後サンドペーパーなどで整えると良いと思います。
最後に!
「部分補修なのであまりお金をかけたくないなぁ~」
「穴が埋まればとりあえずそれでいいなぁ~」
とお考えのお客様!は、ホームセンターのパテや石膏などを詰めておくのも一つの方法ですね!
何がいいかは?お店で聞いて下さいね!
上記以外にも土壁補修でご不明な点は!