2年前に大規模な改修工事が行われた県指定文化財の土塀。久しぶりに現地へ見に行ってきました。文化財であることから当時と変わらない施工方法で改修しなければならないという事と、仕上げの工期が1月~3月と真冬という過酷な状況であったように思います。そんな中、下地は木舞(小舞)下地に直接砂漆喰を塗り重ねて行く工法で軒は黒漆喰型押さえ、壁面は鎧の浅黄大津壁でした。また等間隔で昔の人のデザインでしょうかシビ(目地)が切ってあります。
文化財であることからボンドなどの使用制限もあり施工された左官職人さんの苦労が感じられます。