コテは難しくてもローラーならできるかも
梅雨が終わり暑さも増し、いよいよ夏本番。
毎年ですがこの時期当社に増えるお問わせが「外部漆喰壁の汚れ、カビが目立つのでリペアしたい」というお問わせです。
梅雨時期は雨に打たれ、水を吸い込んでしまった外部の漆喰壁が乾燥する時間が少なく、湿潤状態が長く続くことにより、カビが発生しやすくなり、汚れも付きやすくなります。
特に報告が多いのが北面の壁で、方角的に日照時間が短く、その他方角の壁に比べ、乾きにくいためカビ発生率は高くなります。
施工の難易度を下げるローラータイプ
リペアのお問わせは一般の方がDIYでしたいという声も多く、そんな場合当社では、施工がしやすい「ローラー」や「刷毛」で塗れるタイプの漆喰を利用する方法をおすすめしております。
■リペア施工手順
①まずは既存漆喰のカビ、汚れを除去する必要があります。「殺カビ剤」を利用し既存漆喰壁を清掃し、乾燥させます。
「殺カビ剤」もローラー、刷毛で施工できる製品のため、施工は難しくありません。
②次に専用下地材「しっくるんベース」をリペア面全面にローラーで塗布します。塗布後は12時間以上乾燥させてください。
③最後に「ローラータイプ漆喰 しっくるん」に「塗り壁混入撥水剤 ミクサップ」を入れてよく混ぜ、混ざった材料をローラーで塗り、仕上げていきます。
「しっくるん」は練り状製品なので、「ミクサップ」を混ぜる時、手で簡単に混ぜることができます。
以上が施工手順になります。
DIYで外部の漆喰壁のリペアをお考えの方はぜひお試しください。
コテ塗りタイプの漆喰より、施工難易度をかなり下げることができます。