近畿壁材 | 匠に役立つ塗り壁ブログ
MENUメニュー

匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

「問題解決のご提案!」の記事一覧

2024/12/24(火曜日)新発売!外壁に塗れる土壁「塗ってくれい【外部用】」

外壁に「土壁」を塗りたいニーズは増えています

 

販売させていただいてから多くのお客様にご利用いただき、採用実績が増えてきた、当社の「土壁 塗ってくれい」

 

 

「塗ってくれい」の特徴は土壁の風合いは残したまま壁への接着力を高め、且つ従来の土壁より固くしている事。

なので、店舗でも安心して使用でき、一般住宅だけでなく店舗にも採用いただく機会も多く、実績が増えました。

 

■土壁 塗ってくれい詳しくはこちら・・・

 

ご利用いただくお客様が増えるにつれ、増えてきたご要望が外壁にも使用したいニーズ。

そもそも従来の土壁より強度を高くしているんだから、外でも大丈夫なんでしょと言われる事もありました。

だだ、やはり素材は「土」なので、そのままでは外部に使用できません。なので、外壁に使用する場合、「塗ってくれい」+「撥水剤」で施工してくださいが、今までの当社の提案でした。

 

 

この提案で起きた問題が「撥水剤」の忘れです。さきほども言いましたが、「塗ってくれい」が従来の土壁より強度があるので、外でも使えると思い込んでいるお客様が多くいました。

そこでこの度「塗ってくれい【外部用】」を新発売することになりました。

これでご注文時にお客様が【内部用】or【外部用】を選択するだけですし、選択されていないお客様には当社からどちらかを確認すればいいだけです。

塗って乾燥後の表情は【内部用】【外部用】どちらも同じように仕上がります。

 

 

この製品さえ使用すれば外部の壁に「土壁」仕上げが出来る、「土壁 塗ってくれい【外部用】」

ぜひご利用ください。

2024/07/27(土曜日)汚れが目立つ漆喰をローラータイプの漆喰でリペア

コテは難しくてもローラーならできるかも

 

梅雨が終わり暑さも増し、いよいよ夏本番。

毎年ですがこの時期当社に増えるお問わせが「外部漆喰壁の汚れ、カビが目立つのでリペアしたい」というお問わせです。

 

 

梅雨時期は雨に打たれ、水を吸い込んでしまった外部の漆喰壁が乾燥する時間が少なく、湿潤状態が長く続くことにより、カビが発生しやすくなり、汚れも付きやすくなります。

特に報告が多いのが北面の壁で、方角的に日照時間が短く、その他方角の壁に比べ、乾きにくいためカビ発生率は高くなります。

 

施工の難易度を下げるローラータイプ

 

リペアのお問わせは一般の方がDIYでしたいという声も多く、そんな場合当社では、施工がしやすい「ローラー」や「刷毛」で塗れるタイプの漆喰を利用する方法をおすすめしております。

 

 

■リペア施工手順

①まずは既存漆喰のカビ、汚れを除去する必要があります。「殺カビ剤」を利用し既存漆喰壁を清掃し、乾燥させます。

「殺カビ剤」もローラー、刷毛で施工できる製品のため、施工は難しくありません。

 


■殺カビ剤 くわしくはこちら・・・

 

②次に専用下地材「しっくるんベース」をリペア面全面にローラーで塗布します。塗布後は12時間以上乾燥させてください。

 


■しっくるんベース くわしくはこちら・・・

 

③最後に「ローラータイプ漆喰 しっくるん」に「塗り壁混入撥水剤 ミクサップ」を入れてよく混ぜ、混ざった材料をローラーで塗り、仕上げていきます。

「しっくるん」は練り状製品なので、「ミクサップ」を混ぜる時、手で簡単に混ぜることができます。

 

 

■しっくるん くわしくはこちら・・・

■ミクサップ くわしくはこちら・・・

 

以上が施工手順になります。

DIYで外部の漆喰壁のリペアをお考えの方はぜひお試しください。

コテ塗りタイプの漆喰より、施工難易度をかなり下げることができます。

2024/05/20(月曜日)【SDGs 】古土(こつち)再利用の研究

古民家改修時に出る 古土(こつち)の再利用

 

5/7~開催させていただいている「第1回 オーダーメイド Design 塗り壁研究会」の参加申し込みがぞくぞくと入ってきております。ありがとうございます。

ご参加いただいたお客様の一例をご紹介します。

 

 

参加いただいたのはある建築会社様。

古民家改修をよく手掛けるため、解体時に出る、もともと塗ってあった土壁の「古土(こつち)」がたくさん出るようです。

「古土(こつち)」を再利用して、ふたたび土壁として塗れるのは知っているが、現代建築ではふたたび同じように土壁を塗る下地にする事がほとんどないため、廃棄処分しているそうです。

しかし、お客様はSDGsにも積極的に取り組んでいることから、「古土(こつち)」を利用して、現代の建築に取り入れることができる製品が開発できないかとのご相談です。

持参してくださった実際の「古土(こつち)」が下記になります。

 

 

解体してから採取する土なので、木くずやゴミも入っており、土も「荒壁土」と「中塗り土」の混合品になっています。

 

 

打ち合わせの中で、お客様ニーズの重要な点のすり合わせ行い、当社としてご提案したい製品も見えてきました。

見えてきた製品のご提案をしたところ、「それで行きましょう!」という事になったので、これから研究、開発をすすめていきます。

この「古土(こつち)」を利用して、はたして何ができるのでしょうか?みなさまお楽しみに!

 

第一回オーダーメイドDesign 塗り壁研究会の申し込みは下記、お電話、メールでお待ちしております。

匠に役立つ塗り壁ブログ

CATEGORYカテゴリー

ARCHIVE月別アーカイブ