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「淡路土について」の記事一覧

2024/06/25(火曜日)淡路島土と生きる!その⑤〜土を構成する物質

淡路島土と生きる その5 土は何からできているの?

 

土は色々混ざっている

 

□ 土は何からできているの?

土は、岩が砕けた砂・シルト・粘土以外に動物や微生物の残骸、排泄物など有機物、それ以外に空気や水も含まれています。
砂と土の違いは、砂が小さくなると土になると思われがちですが、有機物の含有されているかも砂と土の違いには重要です。

 

□ 土を構成する物質

土粒子には、粗なもの(粗粒分)と微細なもの(細粒分)があり、大小粒子の混合の割合を土の粒度といいます。

土の種類は、粒径別の名称によって区分されており小さいものから

① 粒径0.005mm以下の粒子を「粘土」

② 粒径0.074~0.005mmの粒子を「沈泥(シルト)」

③ 粒径2~0.074mmの粒子を「砂」

④ 粒径2mm以上の粒子を「礫」

土は、粘土分・沈泥分・砂分・礫分などがいろりろな割合で混じっています。この混じり具合は、土の粒度試験を行い粒径加積曲線や三角分類座標を用いて、土の分類を行うことができます。

また粒度によって、土の良し悪しを表現することもあり、含まれる土粒子の粒径範囲が広い土は、“粒度が良い”といいます。これは大きな粒子がつくる間隙にさらに小さな粒子が入り、密で安定な構造をつくりやすいからです。逆に土粒子の粒径範囲が狭い土は、“粒度が悪い”といわれ、密実につまりにくく不安定な状態にあります。これを定量的に評価するために、均等係数という量が定義されています。

>というわけで、土を知るには岩石を知る必要があります

 

>その1~淡路島の土を販売

>その2~土の歴史は5億年

>その3~地球にしか無い土

>その4~岩石から土へ地球に最初に生まれた土

>その5~土を構成する物質

>その6~土を知るには岩石から

 

◻ 淡路土が生み出す大地の素肌、土のミュージアムSHIDO

 

国生みの大地、その大地が隆起し、突如現れたかのような空間を構成している土のミュージアムSHIDO

壁も床も淡路土から作られる剥き出しの大地の素肌は、新しくも懐かしくもある感触と、人間たる鼓動を震わせ、同時に安堵を感じさせるような感覚を五感で感じることができる空間である。

歴史と伝統の淡路土から湧き出る力、唯一無二のデザインそれは単なる建築資材を超えた存在として見る人の感性を刺激し続けます。

 

◻ 土のミュージアムSHIDOが手掛ける、淡路土が生み出すアート、地文(JIMON)

 

地文(JIMON)とは淡路土が作り出す大地の紋様。

淡路島の大地のありさまであり、山や川、海、池などの表面の紋様であり、淡路島の自然そのものを淡路島の素材で表現したテクスチャーである。

淡路島の大地の豊かさ、動植物の生命の息吹き、四季折々。

遥か昔から詩や絵画によって花鳥風月が表現され、淡路島は現代にもなおその美しさが届けられています。

淡路島の自然が作り出す美しさをありのまま表現するということは、これまで日本に伝わってきた芸術のように悠久に紡がれ続け、永久に届く力がある。

地文は、淡路土を使い生活のとなりで日々そのことを感じられる空間でありアートである。

 

 

2024/06/25(火曜日)淡路島土と生きる!その④〜最初に生まれた土

淡路島土と生きる その4 岩石から土へ

 

岩石の風化と有機物の混合からできる土壌

 

□ 土はどのように誕生したのでしょうか?

 

土は、岩石からできています

土は、地球の表層にある鉱物と有機物が混ざったもので、鉱物は岩石の風化作用によって作り出されます。砂利・砂・シルト・粘土から作られ、有機物は植物や動物の腐敗物であり、多くの微生物も含まれています。
土は5億年前に地上に誕生します、46億年前に誕生した地球は岩石しかありませんでした。その地球の岩石がどのように土と変わっていくのか?土はどのようにして生まれてきたのか?地球が誕生した当初は土がなく岩しかなく岩がどのようにして土になったか?

それらには、地球にしかない水と植物の影響が大きいようです。

岩石は、物理的、科学的な自然の力で「風化」が起こり、風化の過程で岩石が崩れ小さな砂や粘土になります。このように風化によって崩れ、土の元となる材料(母材)ができます。

地球最初の土は、地上最古の植物コケや地衣類(ちいるい)【植物、藻類と菌類、カビが共生してできる複合体】が岩石表面に付着し、コケや地衣類から何らかの酸性物質(有機酸)を出し岩石を溶かします。自らが生存に必要なリン・カルシウム。カリウムを吸収しますが、その吸収した栄養分の残りが砂や粘土になり、その砂や粘土とコケや地衣類が混ざりあったものが地球に現れた最初の土となります。

 

◻ 岩石が粘土に変わる物理的風化と化学的風化

 

岩石の風化により誕生する土・・・
風化作用とは岩石が大気や水の動き気温の変化などによって岩石
が細かく分解されていく現象で、昼間の太陽熱で膨張し、夜は気温が低くなって収縮します。岩石には様々な成分が入っていることから膨張と収縮の大きさがかわり、それを繰り返すと岩石に亀裂が入ります。その割れ目に水が侵入し、徐々に割れ目が大きくなります。そのようなことから岩石は次第に壊れていきます。これを物理的風化と言われています。

それ以外にも雨水や植物からの二酸化炭素が水に溶け込み弱い酸として働きます。これらの酸が岩石を分解し岩石が反応して変質、化学変化や分解していく腐植や溶解といった過程で岩石が崩れていくことを化学的風化と言われています

「物理的風化」とは・・・

岩石に含まれる鉱物が、気温の変化による膨張収縮を繰り返し、割れ目が入ります。その割れ目に水が流れたり、寒い地域ではその入った水が凍結し膨張したりします。そのような物理的な要因から割れ目が大きくなり岩石が崩れ小さくなり、礫(れき)砂(すな)シルトといった細かい粒子になっていくことを物理的風化といいます。

 「化学的風化」とは

岩石の中に鉱物が含まれていますが、鉱物の中にはアルミニウムやケイ素、カルシウム、カリウムなどの元素が含まれています。物理的風化により細かくなった鉱物に酸性雨などの雨水により反応し鉱物内に含まれているそれらの物質が溶け出します。その溶け出した物質の一部が固まり粘土になります。粘土は、その溶け出したアルミニウムとケイ素が再合成された鉱物で、再合成のしかたにより様々な粘土が生まれます。

 

酸性土壌は、酸性雨だけが原因ではないらしい、植物からでる二酸化炭素が雨で地表に溶け込み炭酸水になります。

根や微生物からは有機酸もしみ出し、これらの酸が岩石を溶かし土に変える。岩石から1年間で0.1ミリの土が生まれます。

 

>土は何からできているの?

 

>その1~淡路島の土を販売

>その2~土の歴史は5億年

>その3~地球にしか無い土

>その4~岩石から土へ地球に最初に生まれた土

>その5~土を構成する物質

>その6~土を知るには岩石から

 

◻ 淡路土が生み出す大地の素肌、土のミュージアムSHIDO

 

国生みの大地、その大地が隆起し、突如現れたかのような空間を構成している土のミュージアムSHIDO

壁も床も淡路土から作られる剥き出しの大地の素肌は、新しくも懐かしくもある感触と、人間たる鼓動を震わせ、同時に安堵を感じさせるような感覚を五感で感じることができる空間である。

歴史と伝統の淡路土から湧き出る力、唯一無二のデザインそれは単なる建築資材を超えた存在として見る人の感性を刺激し続けます。

 

◻ 土のミュージアムSHIDOが手掛ける、淡路土が生み出すアート、地文(JIMON)

 

地文(JIMON)とは淡路土が作り出す大地の紋様。

淡路島の大地のありさまであり、山や川、海、池などの表面の紋様であり、淡路島の自然そのものを淡路島の素材で表現したテクスチャーである。

淡路島の大地の豊かさ、動植物の生命の息吹き、四季折々。

遥か昔から詩や絵画によって花鳥風月が表現され、淡路島は現代にもなおその美しさが届けられています。

淡路島の自然が作り出す美しさをありのまま表現するということは、これまで日本に伝わってきた芸術のように悠久に紡がれ続け、永久に届く力がある。

地文は、淡路土を使い生活のとなりで日々そのことを感じられる空間でありアートである。

2024/06/25(火曜日)淡路島土と生きる!その①〜淡路島の土を販売

淡路島土と生きる その1淡路島の土を販売

 

始まりの大地淡路島から


日本最古の書物、古事記には伊邪那岐命・伊邪那美命​​の二神は、高天原の神々に命じられ、日本列島を構成する島々を創生し、二神は天浮橋に立ち、天沼矛で渾沌とした地上を掻き混ぜ、その時矛の先から滴り落ちた1滴が日本で最初の大地おのころ島(淡路島)を誕生させたと記されています。
その神話にも記されているおのころの大地淡路島、淡路島には人の生活に役立つ大地の資源、「土」が豊富にあり、農業以外にも陶器、瓦、タイルなどに活用されてきました。

 

◻ 神が宿る「土」

「土」という文字は、その土地の神を祀るために、縦長に丸め固めた土を台の上に置いた形から、土という漢字が出来上がりました(諸説アリ)

土からは様々な植物が誕生します。それ以外にも自然界すべてのものは土から生まれて土に還る、土には生命を生うみ出す大きな力があり、神が宿どっていると信じられ、土の神さまとして祭るようになったと言われております。

淡路島では、瓦や陶器、農業などの土の産業が多くあり、古くから土に神が宿ると信じ崇められてきた。
そんな淡路島で採取できる土「淡路土」は、400年以上の歴史ある日本三大瓦産地の一つ淡路瓦、淡路島の陶器​​珉平​​​​焼きから始まったタイル作りなど産業分野の発展と、御食国として朝廷へ御食料を貢いだ海産物、特産品の玉ねぎや白菜などもその肥沃な土から作られ淡路島民の衣食住を支えてきました。

◻ 淡路土を100年以上販売している会社です。

淡路土を原料に土壁を作り販売している当社は、国生み神話、伊弉諾の神が祀られる伊弉諾神宮の氏子として淡路市多賀で大正元年創業しました。創業者濵岡重吉から110年受け継いで淡路島の大地でしか採れない淡路土の魅力とその大地の恵みを販売することを誇りとして土屋を続けてきました。

淡路土には程よい粘り気と乾燥後の強度があり、良質な土として全国の左官職人から支持を頂き、多くの名建築に使われてきました。国内はもちろん、戦前は建築資材として台湾や朝鮮半島にまで出荷してきました。

土には、数億年の年月をかけその土地で生まれた動植物が混ざり、その土地の気候風土で作られます。淡路土は、どこにでもある土ではなく、淡路島にしかない土なのです。

そもそも土とはなんなのか?
土壁に、瓦に、タイルに陶芸に!田んぼに畑に、医薬品に、製紙に、様々な分野で活用される土、その土とは何か?

 

>その2~土の歴史は5億年に続く・・・

 

>その1~淡路島の土を販売

>その2~土の歴史は5億年

>その3~地球にしか無い土

>その4~岩石から土へ地球に最初に生まれた土

>その5~土を構成する物質

>その6~土を知るには岩石から

 

◻ 淡路土が生み出す大地の素肌、土のミュージアムSHIDO

 

国生みの大地、その大地が隆起し、突如現れたかのような空間を構成している土のミュージアムSHIDO

壁も床も淡路土から作られる剥き出しの大地の素肌は、新しくも懐かしくもある感触と、人間たる鼓動を震わせ、同時に安堵を感じさせるような感覚を五感で感じることができる空間である。

歴史と伝統の淡路土から湧き出る力、唯一無二のデザインそれは単なる建築資材を超えた存在として見る人の感性を刺激し続けます。

 

◻ 土のミュージアムSHIDOが手掛ける、淡路土が生み出すアート、地文(JIMON)

 

地文(JIMON)とは淡路土が作り出す大地の紋様。

淡路島の大地のありさまであり、山や川、海、池などの表面の紋様であり、淡路島の自然そのものを淡路島の素材で表現したテクスチャーである。

淡路島の大地の豊かさ、動植物の生命の息吹き、四季折々。

遥か昔から詩や絵画によって花鳥風月が表現され、淡路島は現代にもなおその美しさが届けられています。

淡路島の自然が作り出す美しさをありのまま表現するということは、これまで日本に伝わってきた芸術のように悠久に紡がれ続け、永久に届く力がある。

地文は、淡路土を使い生活のとなりで日々そのことを感じられる空間でありアートである。

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