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「ようこそ淡路島情報!」の記事一覧

2024/04/02(火曜日)オーダーメイド Design 塗り壁研究会 開催

お客様と一緒に創る オリジナル塗り壁相談会

 

店舗設計、デザイナー様でこんな事でお困りではありませんか?

「理想のデザイン、テクスチャはあるんだけど既製品では表現できない」

「空間テーマ、イメージ、コンセプトがあるので、それを具現化したい」

「クライアントのこだわりが強いので、素材もデザインも特別感あるものにしたい」

 

 

 

創業111年の壁メーカーとして蓄積したノウハウを活かし、デザインに優れたオーダー壁をお客様と一緒に開発するプロジェクトです。

 

■開催日【要予約】

毎週 月~金曜日  ※土・日・祝祭日は休業
※注)土のミュージアムSHIDOの営業日とは異なります。


■時間(相談会は1日3回開催)

①10:00~ ②13:00~ ③15:00~ ご来場予約お願い致します。
※ご来場が無理な方にはオンラインでご対応致します。


■場所 淡路島 土のミュージアムSHIDO

〒656-1521 兵庫県淡路市多賀2150

【アクセス】アクセス – 土のミュージアムSHIDO (kinkikabezai.com)

 

■塗り壁研究会の流れ

①淡路島へ!

観光を兼ねて「淡路島」へお越しください。
※ご来場が無理な方にはオンラインでご対応致します。

 

 

②見る!【ご来場者特権】

採用実績のある、当社が提案したデザイン豊かな塗り壁サンプルをご覧いただけます。

 

 

③打ち合わせ

建築テーマや空間コンセプトなど、ご要望をお聞かせください。
イメージ写真やパースがあればお持ちください。

 

 

④研究・開発

研究室をご覧いただけます。
研究・開発は施工場所や施工環境、施工面積なども考慮し、壁に必要な強度や耐久性、実現性のある施工方法を含め開発します。

 

 

⑤サンプル作成

打ち合わせ内容を元に研究・開発した塗り壁サンプルを作成し、ご提出致します。
サンプルはお客様にご納得いただくまで改良を重ね、何度でも作成します。
ご納得いただいた時点でオーダー塗り壁のレシピ完成となります。

 

 

⑥施工方法レクチャ

はじめての材料を施工する事になる施工業者様の不安を取り除くため、施工要領を作成、提出し、現場施工前に施工業者様にお電話やオンラインで施工方法レクチャーを行います。

 

 

遠方で訪問できないお客様にはオンライン対応しております。

「オーダーメイドDesign塗り壁研究会」のご予約は下記、お電話かメールでお待ちしております。

2024/02/26(月曜日)【淡路島】と【土】私たち【近畿壁材】について

■「淡路島」はじまりの大地

 

古事記・日本書紀によると、おのころ島で夫婦となった伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二柱の神は、日本列島の島を次々に生んだとされている。

その中で最初に生まれた島が「淡道之穂之狭別島(あわじのほのさわけのしま)」、すなわち淡路島であると記されている。

国生みの島「淡路島」は日本列島が生まれた、そのはじまりの大地

 

 

■大地は私たちの原点

 

人々は大地を踏みしめ、土に守られてきました。そして、それらを生きる知恵に変えてきました。

土にさまざまな素材を技術によって混ぜ合わせ「暮らし」の中に溶け込ませてきました。

日本列島が生まれたそのはじまりの大地、「土」を素材として私たち「近畿壁材」は活動している。

「土」を通してたくさんの方に癒しや喜びを与えられるように、「土」に私たちの技術と美意識を注ぎ込み、時にはライフスタイルを彩る壁になり、時には感性をくすぐるアートになり、ミュージアムとなり、「近畿壁材」の精神になっています。

 

 

■淡路島の土の産業と歴史

 

「淡路島」で創業して110年、私たちは土屋としてこの大地の恵み「土」を販売してきた。
理由は「淡路島」では良質な「土」がたくさん採れる。そんなことから「淡路島」には「土」を使った産業が多くある。

有名なのは日本三大瓦のひとつ「淡路瓦」。その他には瓦と同じく土を焼いて作る「タイル」の大手メーカー工場もある。
また、近年ではその品質と量の豊富さから、陶芸家の移住も多く、窯元も増えている。

 

■これから先の未来に必要な「土」

 

環境問題が大きな問題になっている現代、エコでサスティナブルな物が求められ、自然との共生を意識する方も増えている。

サスティナブルな「土」はこれから先の未来に必要と言えるのではないだろうか。

例えば、「土」を素材とする土壁は、剥がしたものを廃棄処分する必要が無く、元の「土」に返すことができる。

また、剥がした土壁は新しい土壁と混ぜれば再び壁に塗ることができ、再利用することもできる。

ゴミを出さず、再利用できる「土」は環境問題の観点からも今注目されている。

 

2023/10/23(月曜日)淡路島の「土」が身近な仏具に利用されるかも

「おりん」という仏具わかりますか

 

上記画像が「おりん」です。見たことはあるけど名前は知らなかった、そんな方が多いのではなでしょうか。

身近な宗教用具のひとつで、読経をはじめる前と終わった後に打ち鳴らす仏具です。

その澄んだ音色は邪気を払い、空間を清浄にすると言われています。

「おりん」には数種類の材質があり、その中でも特に音質や余韻が良いとされる最高級素材が佐波理(さはり)【銅と錫の合金】が材質のものです。

その音の良さからシンバルなど、金属製楽器にも使用されています。

この度、淡路島の「土」を求めて来社いただいた(有)りんよ工房様は、この佐波理(さはり)材質の「おりん」を製造しているメーカーです。

 

■有限会社りんよ工房様⇒https://rinyo.co.jp/

 

鋳型に土を使用する

 

佐波理(さはり)が材質の「おりん」は鋳造と言う製造法によって作られています。

型を作り、溶かした金属を型に流し込み、切削加工を施し製品にしていきます。

この製造工程の中で、土には非常に大きな役目があり、土を基に様々な種類の真土(まね)を作り鋳型を作ります。

土の良し悪しで音が大きく変わるそうです。

また、鋳型に成形するため、壁土と同じように、高い粘性を持つ「土」が条件になります。

 

希少になった粘性が高い土

 

お客様は歴史あるメーカーなので今まで使用していた「土」があったのですが、その土が採取できなくなり、この度淡路島の「土」を検討することになったそうです。

当社の地元淡路島は昔から「土」の都と呼ばれ、粘性が高い良質な土が豊富に取れ、壁土はもちろん、淡路瓦やタイルなどに使用されてきました。

採取する山の層はまだまだあり、安定供給が期待できる点なども淡路島の「土」を選択するポイントになったそうです。

強度や音色を含め、2年程試験結果ができるまでにかかるそうですが、良い結果になり、淡路島の「土」の可能性が広がるのことを期待しております。

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