白くなった土間たたきは酸洗いで除去 |
酸洗いとは?
酸洗いってなに?という質問をたまにお受けするのでご説明します。
まず酸洗いはどのような状況に行う作業なのかというと、白華現象(エフロ)が出た場合に行う作業です。
「土間たたき」の表面が白くなったといのは、この白華(エフロ)現象によるものです。
白華はアルカリ性質の左官材で起こる、水(水分)が原因の現象で、施工後施工した材料が乾燥するまでの水分が原因で発生するのが一次白華。
施工後完成した状態では白くなかったが、完成後の雨がかりなどの水分が原因で発生するのが二次白華です。
当社土間たたき製品を使用したお客様から「土間たたき表面が白くなった」「白くて表面が見えない」とお問わせいただくのは、90%以上一次白華によるものです。
土間たたきは最終仕上げ工程で、意匠用の骨材(砂利)を表面に見せるために、水拭きを行うため、一次白華がある程度発生します。
しかも、水分が原因の現象なので、水分を長く持ち、なかなか乾燥しない冬場など、施工後から乾燥までに時間がかかる条件になるほど、一次白華はひどくなります。
アルカリ性とは逆の酸性で洗う事で落とせる
白華(エフロ)は水分で石灰の結晶が大きくなり、表面に出てきたもので、性質はアルカリです。
なので逆の性質、酸性で洗うと除去することができます。
当社の土間たたき製品施工後、1週間以上は乾燥させ、中まで完全に乾燥させてから酸洗いを行ってください。
酸洗い製品として「たたき洗浄剤」をご用意しております。
「たたき洗浄剤」は原液でご使用ください。白くなったたたき表面の白華を洗い落とし、土間たたき表面の表情がきれいに見えるようになります。
施工手順は下の動画でご確認ください⇊