近畿壁材 | 長年地元に愛されてきた老舗洋食レストランに合う壁
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2024/11/13(水曜日)長年地元に愛されてきた老舗洋食レストランに合う壁

落ち着きと伝統が伝わるレトロな空間

 

この度塗り壁オーダーメイド【AWASO】のご相談をいただいたのは店舗デザイナー様。

デザイナー様が手掛けているのは、創業60年を越える老舗洋食レストランのリノベーション。長年地元の方々に愛されてきた洋食レストランは白を基調とした店内で、落ち着きある、レトロな空間で美味しい食事を愉しめるのが人気です。

しかし、長年高い人気を誇る店内は人の出入りも激しく、内装の汚れ等も目立つようになってきたので、リノベーションの依頼がきたそうです。

オーナー様のご希望は古き良きレトロ感と落ち着きがある空間は継続しつつ、老舗の伝統も伝わる空間。それを今までの白が基調の店内とは異なるカラーと質感で表現して欲しいという要望です。

 

 

そんなご要望からデザイナー様が想い描いたのは「土壁」の表面テクスチャーと色。

「土壁」のテクスチャーの特徴はザラザラとした素材感があること。元の店内の白基調の壁表面は滑らか仕上がりだったので、イメージを変える意味でも良いのでは考えたそうです。

土壁の色は素材である「土」のあたたかみのある素朴な色。落ち着きを表現するにはピッタリです。また、レトロな雰囲気と伝統を伝えるという意味でも「土壁」は歴史ある昔ながらの壁材なので良いのではと感じたそうです。

そんな「土壁」を現場が飲食店なので、準不燃以上の材料として塗り厚5ミリ以下で作って欲しいというご依頼です。

 

準不燃対応と色出し、素材感のバランス

 

依頼を受けて研究・開発で苦労した点は、準不燃対応材料にするための素材選定。「土壁」は10ミリ以上施工すれば、準不燃材料として認められますが、この度の依頼内容は5ミリ以下です。

ですので、そもそも準不燃以上で認められている土以外の素材で、本物のような「土壁」を表現する必要がありました。

 

 

使用する素材によっては着色し、土壁に含まれる素材を混ぜても、リアルな「土壁」を表現できないので、素材選定には苦労しました。リアルな「土壁」が表現できないと、落ち着き、レトロ感、伝統などのオーナー様ご希望のコンセプトが表現できないためです。

何度も試験を行い、お客様に提出したサンプルが下記になります。

 

 

このサンプルでオーナー様とお打ち合わせし、最終的には色(カラー)だけ少し変更が入りましたが、採用が決まりました。

 

当社ではお客様の建築イメージ、コンセプトを実現する、壁材、床材のご提案をしております。

多彩な空間を彩る壁や床の質感、表情をゼロから開発し、形にします。

「こんな感じにしたい」「こんな風にならないかな」「こんな仕上がりになれば実現できるかも」などがあればご相談ください。

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