近畿壁材 | 古き良き日本文化、職人技が映え、印象に残る空間
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2024/09/11(水曜日)古き良き日本文化、職人技が映え、印象に残る空間

江戸前の伝統を大切にした寿司屋

 

依頼をいただいたのは店舗デザイナー様。

木のカウンターがある、江戸前寿司店の工事を手掛けており、オーナー様との打ち合わせで決まったコンセプトが「古き良き日本文化が伝わり、職人技が映え、一度来店したお客様の印象に残る空間」でした。

特に店内でメインとなる、お客様が座るカウンター対面の壁、寿司職人背中側の壁をコンセプトが伝わるものにしたいとの依頼です。

 

 

「古き良きに日本文化」というキーワードから、素材は伝統ある「土壁」を、「印象に残る」インパクト部分は「土壁」特有の割れを大胆に表現したデザインはどうかとご提案させていただき、デザイナー様にも納得していただいたので、研究・開発に取り組みました。

 

土の割れと壁への定着の問題

 

研究・開発する上で難しかったのは、表現したい大胆な割れと、壁への定着のバランスです。

土壁の割れは乾燥収縮(壁に塗った土壁が乾燥し、水分が抜けていく過程で縮む)で発生します。大胆な大きな割れを表現するには、収縮を大きくする必要があります。

 

 

しかし、収縮=動きなので、収縮を大きくすると、塗った土壁が下地から離れ、浮き状態になり、その結果剥がれ落ちます。

大胆な割れを表現するには乾燥収縮を大きくしなくてはならない、しかし、大きくしすぎると壁に定着しない。このバランスをとるが非常に大変でした。

この難題をクリアし、デザイナー様に提出したサンプルが下記になります。

 

 

 

サンプル見せ、施主様と打合せをしていただいたところ、採用が確定しました。

当社では壁材や床材で、お客様の建築イメージ、コンセプト、ニーズに合う空間デザインをご提案をしております。

多彩な空間を彩る壁や床の質感、表情をゼロから開発し、形にします。

「こんな感じにしたい」「こんな風にならないかな」「こんな仕上がりになれば実現できるかも」などがあればご相談ください。

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