近畿壁材 | AWASOブログ
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2024/12/09(月曜日)やさしい光と異国空間を感じるサロンの壁

癒しを追求し、壁の素材にもこだわる

 

オーダーメイド塗り壁のご相談をいただいたのは、サロンオーナー様。新店を出すにあたり、内装壁のご相談をいただきました。

新しい店舗は「癒し・やすらぎ」を追求した店舗で、まずはその場所。
元々オーナー様は都市部で複数お店を経営しておりますが、お客様に心から「癒し・やすらぎ」を感じてもらいたい想いから、木々の緑に囲まれ、主要道路などから離れた、もの静かな場所を探していたそうです。

 

 

やっとオーナー様理想の場所が見つかり、建築がスタートすることになったのですが、悩んでいたのが内装の壁。
「癒し・やすらぎ」の追求から、店内に使用する素材は自然素材にこだわりたい強い想いをお持ちでした。

そこでオーナー様が採用したいと考えたのが「漆喰」。自然素材の壁「漆喰」で、希望する色に調色して欲しいという依頼です。

ご希望する色のイメージ写真をいただき、表面の仕上がりテクスチャも打ち合わせでご確認させていただき、研究・開発がスタートしました。

 

漆喰の質感とカラーのバランス

 

この度のご相談で難しかった点は、漆喰の質感を維持したまま、希望のカラーにすること。

オーナー様が求める漆喰の質感とは、塗料(ペンキ)などとは違う、マットな質感。これを出すためには、塗ってから乾燥するまでの時間を調整する必要があります。

乾燥時間によっては漆喰の表面にテカリが出て、塗料(ペンキ)と同じような質感に仕上がってしまいます。

乾燥時間の調整は材料と施工方法でマットになるよう研究しました。

 

 

もうひとつ大変だったのは、ご希望の色が比較的濃いカラーであったこと。色を濃く出すには当然着色材の配合量が増えますが、着色材の配合量が増えるとともに、漆喰の強度は低下します。

なので、大量の顔料を混ぜても強度が落ちないように調合する必要がありました。

 

困難を乗り越え、当社が開発、オーナー様に提出したサンプルが下記になります。

 

 

実はこのサンプルは二度目に提出したもので、一度目提出のサンプルはオーナー様希望の色より少しだけ濃いので、気持ち薄く、淡くして欲しいと依頼を受け、二度目提出のサンプルで採用がきまりました。

この色の漆喰だけではなく、淡いブルー漆喰や、淡いピンクの土壁などもあり完成が楽しみなサロンです。

当社ではお客様の建築イメージ、コンセプトを実現する、壁材、床材のご提案をしております。

多彩な空間を彩る壁や床の質感、表情をゼロから開発し、形にします。

「こんな感じにしたい」「こんな風にならないかな」「こんな仕上がりになれば実現できるかも」などがあればご相談ください。

2024/11/30(土曜日)誰もが訪れやすい美術館

今回の現場は藤田美術館の土間

 

『誰もが訪れやすい美術館』というコンセプトであり、入ってすぐのスペースは「憩いの場」として設計しています

床に既製品の土間材「ウルトラソイル」を検討していたが、既製品のカラーバリエーションではご希望の色がなく、

希望色にしたいとのご相談がありオーダーの流れになりました。

 

施工面積も広く夏場であったため、土間材の乾燥スピードが早く大変だったそうです。。。

現場立ち合いであったため、現地で材料の配合を見直し施工のしやすいように対応ができました。

ウルトラソイルは拭き取るタイミングが大事であるため、このような現場で対応してもらうと

職人様も安心できます。

 

▼完成写真(土間)&施工中の様子▼

 

 

 

当社、既製品の土間材「ウルトラソイル」の別注色で土間(内装・エントランスに採用)が完成しました。

一見するとガラス張りの現代建築だが、内部の空間に身を置くと写真で観ただけでは伝わらない塗り壁や土間材などの自然素材の温かみを感じる。

入ってすぐの空間は来館者の「憩いの場」として館内ではお茶とお団子が楽しめます。

是非藤田美術館へお立ち寄りください。

 

当社ではお客様の建築イメージ、コンセプトを実現する、壁材、床材のご提案をしております。

多彩な空間を彩る壁や床の質感、表情をゼロから開発し、形にします。

「こんな感じにしたい」「こんな風にならないかな」「こんな仕上がりになれば実現できるかも」などがあればご相談ください。

2024/11/28(木曜日)避暑地の山間に建つ別荘 リビングの壁

自然素材の素材感とやさしい色合いの空間で心地良さを

 

この度オーダーメイド塗り壁【AWASO】の依頼をいただいたのは工務店様。避暑地の山間に建設する別荘、内装壁のご相談です。

当社の依頼前の設計士様、オーナー様との打ち合わせで決定したコンセプトが「豊かな自然とのコラボで心休まる空間」。建築予定の場所は森に囲まれており、緑が映える素敵な場所だそうです。

 

 

このコンセプト実現のため、工務店様が設計士様やオーナー様に提案しようと考えたのは自然素材「漆喰」の塗り壁。

しかし、普通の「漆喰」ではなく、ご指定のカラー(色)で着色し、素材感が出る仕上がりして欲しいという依頼です。

この依頼受け当社がご提案したのは「骨材」を混ぜて素材をプラスし、仕上げ方はその「骨材」がより引き立つ仕上げ方法(塗り方)です。

その提案に共感していただいので研究をスタートさせました。

 

仕上り表面にツヤが出ないようにする研究

 

この度の研究・開発で大変だったのが「漆喰」が仕上がった時点でのツヤです。

「漆喰」は自然素材の塗り壁材のため、施工してから乾燥するまでに時間がかかる壁材です。

表面のツヤは水分が原因で、施工した「漆喰」の水分が表面に上がってきた状態で乾燥するとツヤとなります。

先ほども言ったように「漆喰」は塗ってから乾燥するまでに、その他壁材に比べ時間がかかります。要するに水分を持っている時間が長い壁材です。

なので、表面にツヤが出やすい特徴があります。

 

 

しかも、この度は「骨材」を混ぜるので、塗り厚が通常の「漆喰」よりも厚くなり、尚更乾燥までに時間を要するようになります。

ツヤが出ないように「漆喰」の調合を調整し、また、材料だけではすべてをカバーできないので、施工方法(塗り方)も試験を重ねました。

研究し、お客様に提出させていただいたサンプルが下記になります。

 

 

サンプルを設計士様、オーナー様含めご確認いただき、採用が決まりました。

こちらの現場の後、工務店様は弊社をに気に入ってくださり、その他物件のご相談を複数いただいております。

当社ではお客様の建築イメージ、コンセプトを実現する、壁材、床材のご提案をしております。

多彩な空間を彩る壁や床の質感、表情をゼロから開発し、形にします。

「こんな感じにしたい」「こんな風にならないかな」「こんな仕上がりになれば実現できるかも」などがあればご相談ください。

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